「白石麻衣」と聞いて、乃木坂46の元メンバーを思い浮かべたあなた。実はもう一人、ドローンレースの世界で活躍する「白石麻衣」が存在するんです。そしてこの記事で紹介するのは、後者のドローンレーサーとして活動する白石麻衣。元乃木坂のタレントとはまったくの別人で、ドローン業界では知る人ぞ知るパイオニア的存在なんです。本記事では、世界選手権日本代表にも選ばれた実力者・白石麻衣が、どんな人物で、現在どのような活動をしているのかを、公式情報や本人インタビューをもとに徹底的に掘り下げます。レースだけじゃない、彼女の多面的なキャリアにも迫ります。
ドローンレーサー「白石麻衣」とは?まずは基本プロフィール
ドローンレーサー白石麻衣は、1981年生まれの熊本県出身。3DCGデザイナーとしてゲームやOVA映像の制作に携わっていた経歴の持ち主で、現在は株式会社WHOOTの代表取締役を務めています。また、ジャパンマルチコプター協会(JMA)の理事も兼務するなど、ドローン業界の顔とも言える存在です。
彼女がドローンレースと出会ったのは2017年のこと。空撮用のドローンに興味を持ったことがきっかけで、やがてレースの世界に足を踏み入れます。なんと、その年のうちに早くもドローンレースに初参加を果たし、さらにコミュニティ「Wednesday Tokyo Whoopers(WTW)」を立ち上げるまでに至りました。
その後、2018年にはFAIドローンレース世界選手権の日本代表女性パイロットに選出。2019年には2年連続で世界選手権の日本代表に選ばれています。ちなみに、2023年3月に公開されたDINOS(ディノス)のインタビュー記事では、彼女自身が「ドローンレースの世界で女性パイロットはまだ少ない」と語っており、女性として先駆け的な存在であることがうかがえます(DINOSインタビュー、2023年3月31日公開)。
名前が同じで起こる混乱:「乃木坂の白石麻衣」とは別人
まずここでしっかり整理しておきたいのが、元乃木坂46の白石麻衣(タレント・俳優)と、この記事で紹介するドローンレーサー白石麻衣はまったくの別人だということです。どちらも「白石麻衣」という同じ名前ですが、生年月日も経歴も活動分野も一切異なります。
ドローンレーサーの白石麻衣は1981年生まれの熊本県出身で、3DCGデザイナーからキャリアをスタートさせました。一方、元乃木坂の白石麻衣は1992年生まれの群馬県出身で、アイドルとして芸能活動を行っていました。
この点、ネット上ではしばしば混同が見られるため、検索する際には注意が必要です。「白石麻衣 ドローン」で検索すると、このドローンレーサーの情報が出てくる一方で、単に「白石麻衣」とだけ検索すると元乃木坂の情報が優先的に表示される傾向があります。この記事では、あくまでドローンレースで活躍する白石麻衣に焦点を当てて解説していきます。
世界選手権代表に選ばれた実力と主な戦績
彼女の実績をざっと並べてみましょう。2018年のFAIドローンレース世界選手権(第1回)で日本代表女性パイロットに選出されたのを皮切りに、2019年には第2回大会でも日本代表に選ばれています。これは当時、女性パイロットとしては非常に珍しい快挙でした。
国内の大会でも、LTW CUPで2位、JDRA TINYWHOOP JAPAN CUPで2位、Japan Drone league ROUND2では優勝を果たすなど、数多くの実績を残しています。特に、世界選手権に女性として初めて選出された点は、当時のドローン業界に大きな衝撃を与えました。
ただし、ここでひとつ現実的な話をしておきましょう。彼女自身が2023年のDINOSインタビューで明かしているように、国内のドローンレースでは賞金制度がまだ確立されておらず、レースだけで生計を立てている人はほぼいないのが実情です。だからこそ、彼女はレーサーとしての活動以外にも、さまざまな形でドローン業界に関わり続けています。
「レースだけじゃない」白石麻衣の多角的なキャリア
実は彼女の活動の幅は、ドローンレースにとどまりません。3DCGデザイナーとしてのバックグラウンドを活かし、ドローンのパーツ設計にも携わっています。例えば、2020年7月に公開されたPolymaker(ポリメーカー)のインタビュー記事では、3Dプリンターを使ってドローンパーツを製作する具体的な事例が紹介されています。記事の中で彼女は、PolyLite PLAやPolyFlex TPU95といったフィラメント素材を使い、自分で設計したパーツを出力していると語っています。これは単なるレーサーではなく、エンジニアリングの視点も持ったパイロットだからこそできることです(Polymakerストア コラム、2020年7月公開)。
また、空撮カメラマンとしても活動しており、CMや観光PR映像、アーティストのライブ映像なども手がけています。石垣島や浜島での空撮体験は、彼女のブログ(FPV doodles)でもたびたび話題にされています。
さらに、彼女はコミュニティリーダーとしても重要な役割を担っています。自身が立ち上げた「Wednesday Tokyo Whoopers(WTW)」は、現在では全国に拠点を持つドローンファンコミュニティに成長。彼女はWTW HIVEリーダーとして、初心者から上級者までが集えるオフラインイベントの企画・運営にも力を入れています。
【独自比較】ドローンレーサー白石麻衣の活動ポートフォリオ
ここで、彼女の多岐にわたる活動を一覧表にまとめてみました。これだけ見ると、ひとりの人間がこれほど多くの役割をこなしているのかと驚くはずです。
| 活動領域 | 具体的な内容 | 備考(出典・時期) |
|---|---|---|
| ドローンレース選手 | 日本代表(2018, 2019)、LTW CUP 2位、JDRA TINYWHOOP JAPAN CUP 2位、Japan Drone league ROUND2優勝 | 世界選手権に女性として初選出(WHOOTプロフィールより) |
| コミュニティ運営 | Wednesday Tokyo Whoopers(WTW)代表/WTW HIVEリーダー | 全国展開するドローンコミュニティの中心的存在 |
| 企業経営 | 株式会社WHOOT 代表取締役 | ドローン関連事業を統括(WHOOT公式サイト) |
| 業界団体役員 | ジャパンマルチコプター協会(JMA)理事 | 業界標準化・普及活動に関与(WHOOTプロフィールより) |
| 3DCGデザイナー | ゲーム・OVA映像制作(2001年〜)、ドローンパーツ設計 | 3Dプリンター活用(Polymakerインタビュー、2020年) |
| ドローンカメラマン | 空撮映像制作(CM、観光PR、アーティストライブなど) | 石垣島・浜島での撮影経験あり |
| イベント企画運営 | ドローンイベント、ワークショップの企画運営 | WTWを通じたコミュニティ活動の一環 |
| 母親(1児) | 子育てとキャリアの両立 | 自宅でもマイクロドローンで練習(DINOSインタビュー、2023年) |
この表を見るとわかる通り、彼女は「ドローンレーサー」という一つの肩書に収まらない、非常に多角的なキャリアを築いていることが分かります。特に、株式会社WHOOTの代表としての経営者顔や、JMA理事としての業界団体での活動は、他の多くのドローンレーサーにはない特徴と言えるでしょう。
「今」の白石麻衣は何をしている?SNSで見える現在地
では、2026年8月現在の白石麻衣は何をしているのでしょうか。直近90日以内に彼女に関する大規模な新発表や受賞などの動きは確認できませんでしたが、SNS上での活動は継続的に行われています。
彼女はInstagram(@namaikifpv)とX(旧Twitter、@namaikicastle)で積極的に情報発信を続けており、レース活動の様子やWTWイベントの告知、ドローンパーツの製作過程などを投稿しています。また、本人運営のブログ「FPV doodles」では、VTX設定やFC文鎮化対応など、ドローンレースに関する技術的なメモも公開中。初心者から上級者まで役立つ情報が詰まっています。
2023年以降、大きなメディア露出は少ないものの、コミュニティリーダーや経営者としての活動はコツコツと続けられているのが現状です。「派手なニュースがないからもう引退したのでは?」と思われるかもしれませんが、むしろ地道な活動の積み重ねが彼女のスタイル。地に足をつけた活動を続けているからこそ、業界内での信頼も厚いのでしょう。
ドローンレースに興味がある人へ:彼女が伝えるメッセージ
ここで、彼女がこれまでのインタビューで残してきた言葉をいくつか紹介しておきましょう。2023年のDINOSインタビューの中で、彼女はこんなことを語っています。
「ドローンレースは年齢や性別を問わず、誰でもチャレンジできる競技です。私自身も30代後半から始めて、世界大会に出場することができました。特に女性の方には『自分にもできるかも』と思ってもらえる存在になりたいです」
実際、彼女は自身の経験を活かし、ドローンレースのワークショップや初心者向けイベントを積極的に開催しています。また、コミュニティ「WTW」は、初心者が気軽に参加できるオフラインイベントを定期的に開催しており、年齢や性別を超えたフラットな交流の場として機能しているのが特徴です。
ドローンレースに興味があるけど、何から始めればいいか分からない——そんな人は、まずWTWのようなコミュニティに足を運んでみるのがおすすめです。実際に白石麻衣自身も、WTWを「ドローンを愛する人が集まる場所」と位置付けており、初心者でも安心して参加できる環境づくりに力を入れています。
まとめ:ドローンレーサー白石麻衣は「名前」以上の存在
改めて、この記事でお伝えしたかったことをまとめましょう。
ドローンレーサー白石麻衣は、元乃木坂46のタレントとは別人でありながら、ドローン業界では知らない人のいない存在です。世界選手権日本代表としての実績を持ちながら、レースだけに頼らない多角的なキャリアを構築し、コミュニティリーダーや経営者、デザイナーとしても活躍しています。
彼女の活動を知ることで、「ドローンレース」という競技の奥深さや、そこに関わる人々の多様な生き方も見えてくるはず。もし彼女の名前を検索してこの記事にたどり着いたなら、ぜひInstagramやXもチェックしてみてください。きっと、彼女が愛するドローンの世界が、より身近に感じられるはずです。
そして何より、彼女のキャリアが示しているのは「一つの分野に縛られず、複数のスキルを組み合わせて自分の生き方を作っていく」という、現代ならではの働き方の一つの形かもしれません。白石麻衣という名前には、これからも注目していきたいと思います。

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