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【2026年8月時点】DJI農業用ドローンの最新モデルT55とT100が登場!日本の農家はどう選ぶ?

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2026年7月、DJI Agricultureが農業用ドローンの新型モデル「Agras T55」と「Agras T100 Dual Battery Spraying System」をグローバル発表しました。この記事では、この2機種のスペックを徹底比較し、日本の農地や作物に合わせた選び方をわかりやすく解説します。結論から言うと、小〜中規模の果樹園や複雑な地形には障害物検知が強化されたT55、大規模な水田や畑作には長時間飛行が可能なT100 Dual Batteryがおすすめです。どちらも2025年発表の従来モデル(T100、T70P、T25P)から大きく進化しています。これを機に導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

DJI農業用ドローンとは?今さら聞けない基本をおさらい

DJI(大疆創新)は中国深圳に本社を置くドローンメーカーで、民生用ドローン分野では世界トップシェアを誇ります。その農業部門であるDJI Agricultureは、世界で60万台以上の農業用ドローンが稼働中(2026年7月時点のDJI公式発表)で、すでに100か国以上、300種類以上の作物の生産現場で使われています。

農業用ドローンの最大のメリットは、なんといっても作業の省力化農薬被曝のリスク軽減です。トラクターや手作業で行っていた農薬散布や肥料播種を、遠隔操作や自動飛行で短時間に終えられます。特に日本のような過疎化・高齢化が進む農業現場では、ドローン導入が「働き方改革」の切り札として注目されています。また、DJIは世界に3,500以上のサービス・修理センターと7,000人以上の認定インストラクターを擁するネットワークを構築しており(同公式発表)、アフターサポート体制が整っている点も、導入を検討するうえで大きな安心材料です。

2026年7月発表の新型モデル:Agras T55とAgras T100の全貌

それでは、最も注目の新型モデルから見ていきましょう。2026年7月1日(米国時間)に発表されたのは以下の2機種です。

Agras T55:果樹園や中規模圃場に最適な50Lクラス

Agras T55は、散布タンク容量50リットル、播種容量55kg、揚貨(運搬)容量40kgのスペックを持ちます。散布流量は最大50リットル/分と、同クラスでもトップクラスの性能です。

特筆すべきは障害物検知システムです。ミリ波レーダーが毎秒25万点ものデータを処理し、さらにQuad-Vision(4つの視覚センサー)と組み合わせることで、電線や樹木の枝といった細かい障害物も高精度に検知します。しかも、このシステムは障害物の形状を学習して、次回以降の飛行ルートに反映させることができます。

さらに、Agras T55は雨や霧の中でも飛行できるようにハードウェアとアルゴリズムが強化されています。日本の梅雨時期や早朝の霧の中で作業しなければならない場面を考えると、これは大きな強みです。

Agras T100 Dual Battery Spraying System:大規模農家を支える長時間飛行モデル

一方のAgras T100 Dual Battery Spraying System(以下、T100 Dual Battery)は、名前の通りデュアルバッテリーを搭載しているのが最大の特徴です。これにより、従来モデルと比較してホバリング時間が50%向上しています。大面積の圃場で効率的に作業を進めたい方にはぴったりです。

散布タンク容量は90リットルと大容量で、デュアル遠心スプリンクラーを搭載。オプションでミストスプリンクラーを装着すれば、果樹園のような立体的な作物にも微粒な薬剤を均一に散布できます。シングルバッテリー時には播種容量150リットル、揚貨容量80kgまで対応します。

ただし、T100 Dual Batteryの障害物検知システムはミリ波レーダー搭載ながら、T55のようなQuad-Visionや雨・霧対応に関する明確なアナウンスは現時点ではありません。そのため、複雑な地形や悪天候が多い地域ではT55のほうが適している可能性があります。

2025年モデルと何が違う?型番の混乱を防ぐ比較表

ここで注意したいのが、2025年7月にもすでに「Agras T100」というモデルが発表されている点です。同じ「T100」という名前でも2025年モデルと2026年モデルは別物です。2025年モデルには「Agras T100」「Agras T70P」「Agras T25P」の3機種がありますが、2026年モデルは「T55」と「T100 Dual Battery Spraying System」として区別されます。SNS上ではこの名称の混同による混乱が見られるため、購入の際は必ず「Dual Battery」の有無と発表年を確認してください。

以下の表で、主要なスペックを比較してみましょう。

比較項目Agras T55(2026年新型)Agras T100 Dual Battery(2026年新型)Agras T100(2025年モデル)Agras T70P(2025年モデル)Agras T25P(2025年モデル)
発表年2026年7月2026年7月2025年7月2025年7月2025年7月
散布容量50L90L100L70L20kg
播種容量55kg150L(シングル時)150L100L25kg
揚貨容量40kg80kg100kg65kg非公表
散布流量50L/分40L/分(4スプリンクラー時)30-40L/分同左(T100と同等)16L/分
バッテリー標準デュアル(ホバリング+50%)標準標準標準
障害物検知ミリ波レーダー(25万点/秒)+ Quad-Visionミリ波レーダーLiDAR + ミリ波レーダー + Penta-Visionミリ波レーダー + Tri-Vision(Safety 3.0)Safety 3.0
雨・霧対応対応非公表非公表非公表非公表
おすすめ用途果樹園・中規模・複雑地形大規模圃場・長時間作業大規模商業農家中規模個人・小規模

(出典:DJI Agriculture公式ページ https://ag.dji.com/t55、https://ag.dji.com/t100、および2025年7月DJIプレスリリース https://www.dji.com/pr/newsroom/news/dji-release-agras-t100-t70p-t25p をもとに作成)

日本の農家が知っておきたい「選び方」のポイント

ここからは、日本の農業現場に即した選び方の指針を提案します。

Agras T55が向いているケース

  • りんご、ぶどう、みかんなど果樹園を営んでいる
  • 圃場が区画ごとに分かれていて電線や樹木が多い
  • 梅雨や霧の多い地域で、天候を選ばずに散布したい
  • 50Lクラスで十分な中規模(5〜10ha程度)の農家

Agras T100 Dual Batteryが向いているケース

  • 北海道や東北の大規模水田畑作(10ha以上)
  • 一筆の面積が広く、障害物が少ない圃場
  • 1回の作業で少しでも多くの面積をカバーしたい
  • バッテリー交換の手間を極力減らしたい

もし「予算は抑えたいけど、ある程度の性能はほしい」という場合には、2025年モデルのAgras T70PやT25Pも選択肢に入ります。特にT25Pは折りたたみ式で個人オペレーションに最適化されており、導入コストを抑えたい個人農家から根強い支持を得ています。

口コミから見えるDJI農業用ドローンのリアルな評価

新型モデルのユーザー評価はまだ多くありませんが、従来モデルに関するSNS(X)や農業掲示板、Yahoo!知恵袋などの投稿から、共通する声を集計しました(2026年8月6日時点)。

ポジティブな声(確認できた範囲で約5件):

  • 作業時間が従来の半分以下になったという体験談
  • 誰でも均一な散布ができる自動飛行機能の高評価
  • 農薬に触れる機会が減ったことによる安全性への満足

ネガティブな声・つまずき(約4件):

  • 初期設定やキャリブレーションに時間がかかり、導入ハードルを感じた
  • カタログ値と比較してバッテリーの実稼働時間が短い
  • 障害物検知が過敏に働き、想定外に作業が止まることがある

特にバッテリーの持ち時間については、複数のユーザーから「思ったより短い」という声が上がっています。新型のT100 Dual Batteryはこの点を改善するためにデュアルバッテリーを採用したと考えられます。また、障害物検知の過敏性は、日本の狭小で障害物の多い圃場ならではの課題と言えるでしょう。新型T55が障害物学習機能を搭載したのは、こうした現場の声を反映したものと見られます。

導入前に考慮すべきトータルコストと注意点

農業用ドローンは本体価格だけでなく、バッテリー、充電器、メンテナンス、保険、そして操縦資格の取得費用まで含めたトータルコストで考える必要があります。

DJI公式は新型T55とT100 Dual Batteryの価格を現時点で公開していません(2026年8月6日現在)。ただし、2025年モデルの価格帯(おおよそ本体で200万円〜500万円台)を参考にすると、新型も同程度の水準になると見られます。購入はDJIの正規販売代理店を通じて行うことになります。価格は地域や代理店によって異なるため、必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめします。

また、日本で農業用ドローンを運用するには、航空法(機体認証や飛行許可)、農薬取締法(散布資格)など複数の法令をクリアする必要があります。農林水産省の補助金制度を活用できるケースもあるので、事前に自治体や農協に相談してみるとよいでしょう。

まとめ:2026年はDJI農業用ドローンの「選択肢が広がる年」

2026年7月に登場したAgras T55Agras T100 Dual Battery Spraying Systemは、それぞれ「高精度障害物検知+悪天候対応」と「デュアルバッテリーによる長時間飛行」という明確な個性を持っています。従来の「とにかく大きい機種がいい」という選び方から、自分の圃場の形状や作物、気候に合わせて最適な機種を選ぶ時代に突入したと言えるでしょう。

すでに世界中で60万台以上が稼働し、サービスネットワークも整備されつつあるDJI農業用ドローンは、日本の農業現場における強力なパートナーになりえます。まずは公式サイトで最新スペックを確認し、できれば実機のデモンストレーションや販売代理店の相談会に参加して、実際の飛び方や散布の様子を自分の目で確かめてみてください。それが、後悔しない導入への第一歩です。

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