ドローンの映像をもっと滑らかに、もっと「プロっぽく」したい——そう思ったときにまず頭に浮かぶのがNDフィルターですよね。特にDJI MiniシリーズはF値が固定なので、日中にシャッター速度を稼ごうとすると、どうしても映像がカクカクしてしまう。だからこそNDフィルターは必須アイテムなんです。
でも、いざ「dji mini nd filter」で検索してみると、純正品にサードパーティ製品、さらには「Mini 4 Pro用」「Mini 5 Pro用」と種類が多くて、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
結論から言います。2026年9月現在、もしあなたがDJI Mini 5 Proをお持ちなら、K&F ConceptのND/PL 6枚セットがコストパフォーマンスと画質のバランスで最もおすすめです。 一方、Mini 4 Proユーザーなら純正のNDフィルターセットが無難で信頼できる選択肢です。ただし、機種ごとにフィルターの互換性がまったく異なる点には十分注意してください。
この記事では、最新機種DJI Mini 5 Proの登場を踏まえ、各メーカーのフィルターを実際のユーザーレビューや仕様をもとに比較しながら、あなたにぴったりの一枚を選ぶお手伝いをします。
DJI MiniシリーズのNDフィルター選びで最初に確認すべき「互換性」の壁
NDフィルターを選ぶ前に、まず絶対に外せないポイントがあります。それは機種ごとにフィルターの形状が異なり、互換性がないということです。
2026年に入って登場したDJI Mini 5 Proは、カメラ部分の設計がMini 4 Proから変更されており、従来のフィルターは物理的に取り付けることができません。海外メディアのcameraegg.org(2026年9月1日付)でも、Mini 4 Pro用のフィルターセットはMini 5 Proには適合しない(”will not seat”)と明確に指摘されています。
つまり、Mini 4 Pro用に買ったフィルターをそのまま新しいMini 5 Proに付け替えることはできないわけです。「とりあえず買っておけば大丈夫だろう」とはいかないので、自分の持っている(またはこれから買う)機種をまずはっきりさせてから、次のステップに進んでください。
押さえておきたいNDフィルターの基本—なぜドローンに必須なのか
ここで一度、NDフィルターの役割をおさらいしておきましょう。NDフィルターは「減光フィルター」とも呼ばれ、レンズに入る光の量を減らす役割を担います。
DJI Miniシリーズのカメラは絞り(F値)が固定されている機種がほとんどです。そのため、日中のような明るい環境では、どうしてもシャッター速度が速くなりすぎてしまいます。シャッター速度が速すぎると、映像のコマとコマの間で動きがカクカクした「スチール感」のある画質になってしまうんですね。
ここで登場するのが「180度ルール」という考え方です。簡単に言うと、シャッター速度を「フレームレートの2倍の分母」に設定すると、人間の目に自然なブラー(動きのぼやけ)が生まれて滑らかな映像になる、というルールです。例えば30fpsで撮るならシャッター速度は1/60秒、60fpsなら1/120秒が理想になります。
NDフィルターはこの理想的なシャッター速度をキープするために、文字通り「なくてはならない」アイテムなんです。この基本を押さえた上で、具体的にどの製品を選ぶかを見ていきましょう。
DJI Mini 5 Pro対応NDフィルターを徹底比較(2026年9月時点)
では本題です。最新機種DJI Mini 5 Proに対応したNDフィルターを、純正品と主要サードパーティ製品で比較していきます。
純正DJI Mini 5 Pro NDフィルターセット
DJI純正のMini 5 Pro用フィルターセットは、ND8、ND32、ND128の3枚構成です。cameraegg.orgの情報(2026年9月1日付)によれば、このセットは1インチセンサーとF1.8の固定絞りを採用したMini 5 Proの特性を考慮して設計されており、180度ルールを満たすことに最適化されたラインナップになっています。
純正品の最大のメリットは、やはり「安心感」です。フィット感はもちろん、色再現性や光学性能もメーカー純正ならではの品質が期待できます。ただし、セット内容は3枚と必要最低限で、価格もサードパーティと比べるとやや高めになる傾向があります。
Freewell All Day 6-Pack(DJI Mini 5 Pro用)
次に注目したいのがFreewellの「All Day 6-Pack」です。このセットにはND16、ND32、ND64、ND256、ND512、ND1000が含まれており、純正セットにはないND1000が入っているのが大きな特徴です。
ND1000は非常に濃度の高いフィルターで、長時間露光による撮影や、極端に明るい環境下での撮影に対応できます。cameraegg.orgの情報(2026年9月1日付)でも、このセットの汎用性の高さが評価されています。
「とりあえずこれ一本あれば大体のシチュエーションで足りる」という製品を探している方には、このFreewellの6枚セットは非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
K&F Concept ND/PL 6枚セット(DJI Mini 5 Pro用)
そして、今回の比較で特に注目したいのがK&F ConceptのND/PL 6枚セットです。この製品の何がユニークかというと、NDフィルターとPL(偏光)フィルターを一体化した「ND/PL」フィルターが6枚もセットになっている点です。
PLフィルターは、水面やガラス、濡れた路面などの反射光をカットし、色彩をより鮮やかに見せる効果があります。ドローン撮影では、湖や海、ビルのガラス面などを撮る機会も多いので、この機能はかなり実用的です。
K&F Conceptの公式レビューページ(2026年1月)では、ユーザーから「フィット感が完璧」「CPLによる反射除去効果が素晴らしい」「価格対性能比(コスパ)が非常に良い」といった高評価が複数寄せられています。また、セット内容はND4/PL、ND8/PL、ND16/PL、ND32/PL、ND64/PL、そしてCPL(偏光のみ)の6枚で、ほぼすべての光条件をカバーできる構成です。
参考価格は海外価格から推定して約8,000円〜9,000円程度と見られ、この内容でこの価格帯はかなりコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
DJI Mini 4 Pro用NDフィルター—純正とサードパーティの実力差
ここからは、まだまだ現役で使われているDJI Mini 4 Pro向けのフィルターについても触れておきます。Mini 5 Proに買い替えずに使い続ける方、または中古でMini 4 Proを検討している方も多いはずです。
DJI純正 Mini 4 Pro NDフィルターセット
DJI正規代理店のセキドオンラインストア(2024年11月)によると、Mini 4 Pro用純正NDフィルターセット(ND16/64/256)の重量は1枚あたり0.75g、価格は税込5,830円です。
純正品の最大の強みは、やはり精度の高さと信頼性です。カメラの性能を最大限に引き出すよう設計されており、色かぶりなどの心配がほとんどありません。特にドローンのジンバルはわずかな重量バランスの変化にも敏感なので、純正品はその点でも安心できます。
コスパ重視の選択肢—Neewer NDフィルター 6枚セット(Mini 4 Pro用)
より手頃な価格で多くのフィルターを揃えたい方には、Neewerの6枚セットという選択肢もあります。このセットはND8、ND16、ND32、ND64、ND128、ND256を含み、1枚あたりの重量はわずか0.48gと非常に軽量です。
しかしここで注意点があります。cameraegg.orgの情報(2026年4月29日付)によれば、Neewerのセットでは特に高濃度のND128やND256を使用した際に、画像が青みがかった色かぶり(色シフト)が発生することがあるという指摘があるそうです。
つまり、Neewer製品はコストパフォーマンスに優れる一方で、画質の面ではややリスクを伴う可能性がある、ということです。「とにかく安くたくさん揃えたい」という場合以外は、純正かもう少し品質評価の高いサードパーティ製品を検討した方が無難かもしれません。
FreewellやPolarProといった選択肢(Mini 4 Pro用)
Mini 4 Pro向けには、FreewellやPolarProといったブランドも豊富なラインナップを展開しています。特にPolarProの「Vivid Collection」は、色再現性に定評があり、プロ級の映像を求めるユーザーから高い支持を得ています。
ただし、これらの製品は価格帯が純正と同等かそれ以上になることも多く、購入前に「自分にとってその画質の差が価格差に見合うか」を判断する必要があります。
実際のユーザーは何を評価し、何に不満を持っているのか
ここで、実際に各製品を使ったユーザーの声を集計してみました。Amazon.co.jpや各メーカーのレビューサイトなどで確認した約10件の投稿から、傾向をまとめます。
ポジティブな声(約7件) では、「フィルターを付けることで日中でも適正なシャッター速度を維持でき、映像が格段に滑らかになった」「プロっぽい仕上がりになった」という満足度の高い意見が多く見られました。特に、ND/PLのようなハイブリッドタイプのフィルターで「水面の反射がなくなって驚いた」という声は複数確認されています。
また、K&F ConceptやFreewellといったサードパーティ製品でも、「純正と遜色ないフィット感」や「この内容でこの価格はお買い得」というコスパ評価が目立ちました。
一方でネガティブな声(約3件) としては、高濃度のNDフィルター(特にND128やND256)を使うと「画像が青っぽくなる」「色合いが変わった」という色かぶりの報告がありました。これは特に安価なサードパーティ製品で指摘される傾向があります。
また、フィルターの「着脱のしにくさ」も複数のユーザーが挙げる課題です。特にMini 5 Proは機体重量が250gギリギリに設計されているため、フィルターの装着状態をしっかり確認しないと飛行中に外れるリスクを感じるユーザーもいるようです。
これらのユーザーの声は、製品仕様書だけでは見えてこない「生の情報」です。色かぶりが気になる方は、高濃度フィルターの品質が安定している純正か、評判の良いブランドを選ぶのが無難でしょう。
まとめ:あなたに合ったNDフィルターはこれだ
最後に、ここまでの比較を踏まえて、あなたの状況別におすすめを整理します。
【DJI Mini 5 Proユーザーにおすすめ】
- 画質とコスパのバランスを求めるなら:K&F Concept ND/PL 6枚セットが筆頭候補です。NDとPLのハイブリッド機能が水辺や都市部の撮影で強みを発揮し、6枚セットでこの価格帯は非常に魅力的です。2026年1月のユーザーレビューでも高評価が確認されています。
- とにかく幅広いシーンに対応したいなら:Freewell All Day 6-Packを検討してください。ND1000までカバーしているので、長時間露光撮影にもチャレンジできます。
- 何より純正の安心感を優先するなら:DJI純正のMini 5 Pro用セットが間違いありません。3枚セットとやや少なめですが、品質は保証されています。
【DJI Mini 4 Proユーザーにおすすめ】
- 信頼性を最優先するなら:DJI純正NDフィルターセット(ND16/64/256)を選びましょう。価格は5,830円(2024年11月時点)で、重量バランスも最適化されています。
- コスパを重視するなら:Neewerの6枚セットも選択肢に入りますが、高濃度フィルターでの色かぶりリスクを理解した上で購入してください。色再現性を気にする方は、FreewellやPolarProといった中間価格帯のブランドを検討することをおすすめします。
そして何よりも重要なのは、自分の機種に合ったフィルターを選ぶことです。Mini 4 Pro用とMini 5 Pro用は互換性がありません。購入前に「このフィルターは自分のドローンに取り付けられますか?」という部分を必ず確認してください。
NDフィルターは、あなたのドローン映像を一段階上のクオリティに引き上げてくれる強力なツールです。この記事が、あなたにぴったりの一枚を見つける助けになれば幸いです。

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