DJI Mini 4 Proを持っていて、「このドローン、ゴーグルって使えるの?」と気になったことはありませんか?結論から言うと、DJI Goggles 3を使えばDJI Mini 4 ProでFPV飛行が楽しめます。ただし、ここが一番大事なポイントなんですが、使えるゴーグルは限られているし、スマートモードや撮影機能にも制限があります。
「ゴーグル買ったはいいけど、思ってたのと違った…」なんてことにならないように、この記事では公式情報と実際のユーザーの声をもとに、この組み合わせで何ができて、何ができないのかを徹底的に整理していきます。Avata 2のような純粋なFPVドローンとは何が違うのか、購入前に知っておくべきポイントをしっかり押さえておきましょう。
DJI Mini 4 Proで使えるゴーグルは「DJI Goggles 3」のみ
まず大前提として、DJI Mini 4 Proでゴーグルを使いたい場合、選択肢は事実上「DJI Goggles 3」一択です。DJI公式の互換性情報(2025年7月時点)で確認済みの内容をまとめると、以下のようになります。
| ゴーグルモデル | Mini 4 Proとの互換性 | 備考 |
|---|---|---|
| DJI Goggles 3 | 〇 対応 | モーションコントローラー(DJI RC Motion 3)との組み合わせも可能 |
| DJI Goggles N3 | × 非対応 | DJI Neo、Avata 2専用。Mini 4 Proでは使用できない |
| DJI Goggles 2 | × 非対応 | 旧世代のゴーグルは非対応 |
| DJI FPV Goggles V2 | × 非対応 | 同上 |
(出典:DJI公式サポート情報/システムファイブ社FAQ、2025年7月)
ここで特に注意したいのは「DJI Goggles N3は絶対に使えない」という点です。Goggles N3は価格が手頃なため「とりあえずこれでいいか」と選びたくなりますが、Mini 4 Proではペアリングすらできません。この情報は一部の量販店レビューでも「N3を買ってしまったが使えなかった」という声が確認されており、かなり多くの人が勘違いしているポイントです。
ファームウェアのアップデートは必須
互換性があるとはいえ、ゴーグルを初めて使う前には必ずファームウェアのアップデートが求められます。機体側はv01.00.0400以上、ゴーグル側はv01.00.0100以上が要件となっています(出典:DJI Mini 4 Pro取扱説明書、2024年4月)。
このアップデート作業を怠るとペアリングすらできないので、ゴーグルが届いたらまずは「DJI Assistant 2」を使って両方のファームウェアを最新にしておくのが鉄則です。ゴーグルと機体それぞれ別々にアップデートが必要という点も、意外と見落とされがちなので覚えておいてください。
ゴーグル接続で「使えなくなる機能」とは?
ここからがこの記事の本題です。多くの解説記事では「互換性あり」の一言で終わっていますが、実際にはかなり多くの機能が制限されることを知っておく必要があります。ゴーグルを接続すると、通常のスマートコントローラー(DJI RC 2など)で操作していたときとは、まったく別のドローンのように振る舞います。
撮影モードが激減する
DJI Mini 4 Proのウリのひとつは多彩な撮影モードですが、ゴーグル接続時には以下の制限がかかります。
- 写真撮影は12MPのシングル撮影のみ(AEBや縦撮影は不可)
- 動画撮影はノーマルモード(4K/60fps)のみ(スロー撮影やHyperlapseは不可)
- ActiveTrack(被写体追跡)やマスターショットなどのスマートモードは全て使用不可
これは公式情報にも明記されている内容で、Coolblueなどのレビューサイトでも「AEBが使えなくなってがっかりした」というユーザーの声が複数確認されています(出典:Coolblueレビュー、2025年1月)。
つまり、ゴーグルを付けて飛行している間は「自動で被写体を追いかけて撮影してくれる」というMini 4 Proの強みを一切活かせなくなります。風景をじっくり撮影したり、自分で操縦しながらダイナミックな空撮を楽しむ分には問題ありませんが、「ゴーグルを付けたままActiveTrackで自分を撮影する」といった使い方はできないと割り切る必要があります。
DJI Flyアプリの画面が映らなくなる
もうひとつ、多くのユーザーが「えっ?」と驚くのが、ゴーグル接続中はスマホのDJI Flyアプリに映像が表示されなくなるという仕様です。アプリ自体は起動したままですが、カメラ映像の部分がブラックアウトし、機体のステータス情報などしか表示されません。
これは公式仕様なので故障ではありません。ゴーグルが映像伝送を専有するための仕様なんですが、初めて使うときには「アプリが壊れた?」と戸惑う人が多いポイントです。ゴーグルを外して通常のコントローラー操作に戻せば、普通に映像が映るようになります。
実際のユーザーは何を評価し、何に不満を感じているか
海外のレビューサイトやAmazonの口コミを総合すると、DJI Goggles 3をMini 4 Proで使っているユーザーの声には明確な傾向があります。
ポジティブな声(複数件)
- Micro-OLEDディスプレイの画質が非常に美しく、没入感がすごい
- 装着感が良く、長時間のフライトでも疲れにくい
- O4映像伝送システムによる遅延の少なさに満足
ネガティブな声・つまずきポイント(複数件)
- とにかく価格が高い(本体と合わせると総額でかなりの出費になる)
- ファームウェアアップデートや初期設定が思ったより面倒だった
- 撮影モードの制限が大きく、「せっかくMini 4 Proを使っているのに宝の持ち腐れ感がある」
- DJI Flyアプリの画面が映らなくなって最初に戸惑った
これらの声は、複数のECサイトやフォーラムで共通して見られるもので、特に**「撮影機能の制限」と「初期設定の複雑さ」** がユーザーの満足度を大きく左右していることがわかります。
ゴーグル接続あり・なしで何が違うのか:比較表で徹底整理
ここまでの内容を、通常操作(DJI RC 2使用時)とゴーグル操作(DJI Goggles 3使用時)で比較してみましょう。
| 比較項目 | DJI RC 2(通常操作) | DJI Goggles 3(ゴーグル操作) |
|---|---|---|
| 操作視点 | スマホ/コントローラー画面(カメラ映像) | ゴーグル内映像(没入型FPV体験) |
| 対応撮影モード | 全モード(縦撮影、スロー、Hyperlapse、AEBなど) | シングル撮影(12MP)/ノーマル動画(4K/60fps)のみ |
| ActiveTrack/マスターショット | 利用可能 | 利用不可 |
| 障害物回避機能 | 利用可能(全方向) | 利用可能(ブレーキ/迂回) |
| DJI Flyアプリの映像表示 | フル機能で表示 | 映像伝送なし(ブラックアウト) |
| ファームウェア要件 | 標準 | 機体v01.00.0400以上/ゴーグルv01.00.0100以上 |
(出典:DJI公式サポート情報、DJI取扱説明書、ユーザーレビューをもとに作成)
この表を見てわかる通り、ゴーグルを使うことで得られるのは「圧倒的な没入感」ですが、その代償として撮影の自動化機能や多様な撮影モードをほぼすべて失います。
結局、DJI Mini 4 Proにゴーグルは「あり」なのか?
ここまで読んでいただいて、「じゃあ、Mini 4 Proにゴーグルを買うのはありなの?なしなの?」という疑問が湧いてくると思います。この問いに対する答えは、あなたが「何を楽しみたいか」に完全に依存します。
こんな人には「あり」
- FPVのような没入感のある飛行体験をしたい
- 静止画や動画のクオリティよりも「操縦している感覚」を重視する
- すでにMini 4 Proを持っていて、ゴーグルだけで新しい体験を追加したい
- ActiveTrackなどのスマート機能をあまり使わない
こんな人には「なし」
- ゴーグルを買うなら、最初からAvata 2のようなFPVドローンを選んだほうが良い
- 撮影モードの制限が許容できない
- 予算に余裕がなく、Goggles 3の価格が負担になる
- ゴーグルなしでスマート機能をフルに活用したい
実際のユーザーレビューを見ても、「Goggles 3の画質と没入感には感動したが、撮影機能が制限されるのは想定外だった」という声が散見されます。この組み合わせは「空撮カメラ」というより「フライト体験そのもの」を楽しむためのものだと理解しておくことが、後悔しないための最大のポイントです。
なお、もし「DJI Goggles N3でいいや」と考えている方がいれば、もう一度お伝えします。N3はMini 4 Proでは絶対に使えません。Goggles 3を選ぶか、あるいはAvata 2などの対応機種ごと検討し直すことをおすすめします。
DJI Mini 4 Proは間違いなく優秀なドローンです。その性能をフルに活かすか、それともゴーグルで新たな飛行体験を得るか。どちらを取るかはあなた次第ですが、この記事で紹介した「できること・できないこと」をしっかり頭に入れた上で、賢い選択をしてくださいね。

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