DJI Mini 4 ProをFPVゴーグルで飛ばしたい――そう思ったとき、最初にぶつかるのが「どのゴーグルが使えるの?」「何か制限はあるの?」という疑問ですよね。
結論から言うと、DJI Mini 4 Proはファームウェアv01.00.0300以降でFPVモードに対応し、DJI Goggles 3をはじめとする最新ゴーグルと組み合わせられます。ただし、この組み合わせには多くのユーザーが気づいていない重要な機能制限が存在します。この記事では、公式情報と実ユーザーの声をもとに、FPV化する際に本当に知っておくべきポイントをまとめました。
DJI Mini 4 ProでFPV飛行を実現するには?
DJI Mini 4 ProをFPVゴーグルで飛ばすための条件は、意外とシンプルです。まず大前提として、本体のファームウェアがv01.00.0300以上である必要があります。このバージョンでFPVモードが正式にサポートされました(DJI公式発表、2023年12月)。
次に、対応するゴーグルを用意する必要があります。対応機種は以下の通りです。
これらのゴーグルのいずれかと、DJI RC Motion 2またはRC Motion 3のようなモーションコントローラーを組み合わせることで、本格的なFPV体験が可能になります。
ただし、注意点もあります。例えば、DJI Goggles 3を使用する場合、ゴーグル自体もv01.00.0100以上のファームウェアに更新されている必要があります(DJI公式サポート情報)。初めて使うときは、必ず両方のデバイスで最新ファームウェアを確認してください。
ちなみに、手持ちのDJI RC 2やRC-N2をそのまま使うことも可能ですが、この場合コントローラーの画面が映像表示なし(ブラックアウト) になる点には要注意。操作は従来のスティック操作のままですが、ゴーグル内の映像だけを頼りに飛行することになります。
ここが違う!FPVモードでできること・できないこと
ここが一番の落とし穴です。「FPV対応した」という言葉に惹かれて飛びつく前に、FPVモードで使える機能と使えない機能を明確に把握しておきましょう。
FPVモードでは、以下のようなスマート機能がすべて非対応になります(DJIサポート情報より)。
- ActiveTrack(被写体を自動追跡)
- マスターショット
- クイックショット(ドローンショット、サークル、ロケットなど)
- 縦撮影モード
- ジンバルパラメータの詳細設定
- AEB(オートブラケット撮影)
- パノラマ撮影
また、撮影できる写真は12MPの単撮のみ。動画はノーマルモードの4K/60fpsと1080p/60fpsに限定されます。D-Log MやHLGといった色味設定も使えません。
「え、AEBも使えないの?」と驚く方も多いでしょう。実際に、ベルギーの販売サイトCoolblue(2025年1月のユーザーレビュー)では、このAEB撮影ができない点を残念に思う声が複数上がっていました。FPV飛行の没入感には感動するものの、「写真撮影をメインに考えているなら、この制限は痛い」というのがリアルなユーザー評価です。
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コントローラー別の挙動比較:RC 2とRC Motion 3、どっちを選ぶ?
DJI Mini 4 ProをFPV化する際、コントローラーの選択は操作感を大きく左右します。ここでは、従来型のRC 2(またはRC-N2)と、モーションコントローラーの違いを比較してみましょう。
| 項目 | DJI RC 2 / RC-N2 + ゴーグル | DJI RC Motion 3 + ゴーグル |
|---|---|---|
| 操作方法 | 従来のスティック操作(プロポ) | 直感的なモーションコントロール(体感操作) |
| コントローラー画面 | 映像表示なし(ブラックアウト) | ゴーグル内に表示(コントローラーに画面なし) |
| ヘッドトラッキング | 非対応 | 対応(首の動きでカメラ操作可能) |
| 操作の習熟度 | 従来のドローン操作に慣れている人向き | 初心者でも直感的に操作しやすい |
この比較でわかるのは、「RC 2を使えば映像が映らない」というデメリットの裏返しとして、ヘッドトラッキングを楽しみたいならRC Motion 3が必須だということです。
DJI Goggles 3にヘッドトラッキング機能が搭載されているのはご存知の方も多いでしょう。しかし、この機能を活かすにはRC Motion 3との組み合わせが前提となります。RC 2ではせっかくのゴーグルのヘッドトラッキングが使えません。ここは購入前にしっかり押さえておきたいポイントです。
実際のユーザーはどう感じている?口コミから見えるリアルな評価
SNSやレビューサイトでのユーザーの声を集めると、DJI Mini 4 Proとゴーグルの組み合わせに対する評価は「感動」と「不満」がはっきり分かれていました。
ポジティブな声(複数件) としては、「Mini 4 ProをGoggles 3と組み合わせることで、まったく新しい次元の飛行体験が得られた」という高評価が目立ちます。軽量ドローンでありながら、没入感のあるFPV飛行を楽しめる点が何よりの魅力だと感じているユーザーが多いようです。
一方、ネガティブな声(複数件) では、やはり機能制限への不満が集中していました。特に前述のAEB撮影が使えないことや、RC 2の画面がブラックアウトすることへの困惑の声が複数確認されています。「買ってから気づいた」というユーザーも少なくなく、事前情報の不足を嘆く声が上がっていました。
また、複数のフォーラムでは、ファームウェアのアップデート手順や、複数デバイス(本体・ゴーグル・コントローラー)のペアリングに手間取ったという声も見られました。初めての設定時は、時間に余裕を持って臨むのが良さそうです。
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ファームウェアアップデートとペアリングの手順
ここで、実際に飛行するまでの流れを簡単にまとめておきます。細かい操作は各公式マニュアルを参照いただくとして、全体の流れは以下のとおりです。
- 全デバイスのファームウェアを最新にする
- DJI Mini 4 Pro本体(v01.00.0300以上)
- DJI Goggles 3(v01.00.0100以上)
- 使用するコントローラー(RC Motion 3など)
- ゴーグルとドローン本体をリンクさせる
- コントローラーをリンクさせる(必要に応じて)
- DJI Flyアプリ内で「FPVモード」を選択して飛行開始
特に、ゴーグルとドローンをペアリングする前に、両方のファームウェアが最新でないとリンクに失敗するケースがあるので要注意。公式アプリの指示に従い、順を追って進めてください。
まとめ:Mini 4 Pro FPVは「体験」を買うもの
DJI Mini 4 ProとFPVゴーグルの組み合わせは、間違いなく新しい飛行体験の扉を開くものです。特にGoggles 3を使った没入感は、従来のカメラドローンの枠を超えた楽しさがあります。
ただし、その代償として多くのスマート機能が制限されることも事実です。写真や動画のクオリティを最優先にする方には、あまりおすすめできません。逆に「空を飛んでいる感覚を味わいたい」「操縦そのものを楽しみたい」という方には、大きな満足を得られるでしょう。
購入前に「自分は何を目的にFPV化したいのか」を改めて考えてみてください。その答えが「体験」であるなら、DJI Mini 4 ProとGoggles 3の組み合わせは、きっと期待を超えるものを与えてくれるはずです。






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