「DJI Mini 3 Proって、LiDAR付いてるの?」
この疑問、めちゃくちゃよく見かけます。結論から言いますと、DJI Mini 3 ProにLiDAR(ライダー)は搭載されていません。これは公式スペックでも明らかで、搭載されているのは前方・後方・下方のビジョンセンサーによる障害物検知システムです(DJI公式サポートページより)。
でも、ここで終わらせないのがこの記事の狙い。「ない」ってわかったところで、「じゃあ、それってどれくらい影響あるの?」「LiDAR搭載の機種と何が違うの?」「今さらMini 3 Proを買う意味ってあるの?」——そういう声に、ちゃんと答えていきます。
そもそもLiDARって何?ドローンだと何が変わるの?
LiDARは「Light Detection and Ranging」の略で、レーザー光を照射して反射光から距離や障害物の形状を高精度に計測するセンサーです。
ドローンにおいてLiDARが果たす最大の役割は、カメラや超音波センサーだけでは難しい「暗所」「逆光」「ガラス張りの建物」などでも、しっかり障害物を認識できるという点。特に夜間飛行や、夕暮れ時の撮影では、この差が安全性に直結します。
DJI Mini 3 Proの場合、APAS 4.0という障害物回避システムを搭載していますが、これはあくまで視覚センサー(カメラ)を使った認識がベース。つまり、周りが暗ければ認識精度はガクッと落ちる、というのが実情です。
最新動向:2025年にMini 5 Proが登場、LiDARを搭載
ここで見逃せないのが、DJI Mini 5 Proの登場(2025年9月頃発表・発売)です。この新型機には前方LiDARが搭載され、さらにビジョンセンサーと組み合わせることで「Nightscape Omnidirectional Obstacle Sensing」という夜間を含む全方向障害物感知を実現しています(DJIリテール比較記事より)。
要するに、Mini 3 Proにはなくて、Mini 5 Proにはある。これが今の正確な状況です。
でも、だからといってMini 3 Proが「古いだけの機種」かというと、そうでもありません。次のセクションで、具体的にどう違うのかを比較しながら見ていきましょう。
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センシング性能を徹底比較:Mini 3 Pro vs Mini 5 Pro
実際のスペックを横に並べてみると、両機種の差はかなり明確です。
| 比較項目 | DJI Mini 3 Pro | DJI Mini 5 Pro |
|---|---|---|
| LiDAR搭載 | 非搭載(公式スペック) | 搭載(前方) |
| 障害物感知方向 | 3方向(前方・後方・下方) | 全方向(LiDAR+ビジョンセンサー) |
| 夜間障害物感知機能 | 非対応(赤外線は高度測定用) | 対応(Nightscape Omnidirectional) |
| 主な安全機能 | APAS 4.0(前方・後方回避) | 強化されたRTH、非GNSS復帰機能 |
| 伝送システム | O3(最大20km) | O4+(より強力な耐干渉性) |
| 推奨ユーザー | コスパ重視・日中視界良好な環境での飛行 | 安全性能優先・夜間や複雑環境でも撮影するクリエイター |
(出典:DJI公式サポートページ、DJIリテール比較記事、Swedron比較記事をもとに作成)
この表でわかるのは、LiDARの有無は「夜間」「複雑な環境」「全方向の安全性」に直結するという点。一方で、Mini 3 Proはそれらを割り切る代わりに、価格面や重量面でアドバンテージがある、という構図です。
実際のユーザーはLiDARがないことをどう感じている?
では、実際にMini 3 Proを使っているユーザーは、障害物検知や安全性についてどんな声を上げているのでしょうか。Amazonや価格比較サイトのレビューを中心に集約してみました(2026年9月時点)。
ポジティブな声(約6件)
「初心者でも簡単に安定して飛ばせる」「画質(4K/48MP)が想像以上に良い」「コンパクトで持ち運びに便利」「障害物検知(APAS)や帰還機能があり安心」——こうした評価が多く、あくまで「障害物検知はある」という前提での満足度がうかがえます。
ネガティブな声・つまずき(約4件)
一方で、予想以上に風に弱いという指摘が目立ちました。「強風警報が出て帰還が不安になる」「風上に飛ばすとバッテリー消費が激しい」といった声は、機体重量が軽いがゆえの物理的な制約。また、「サイド方向の障害物感知がない」ことへの言及もありました。LiDARがあればこうした不安は軽減される可能性がありますが、センサーだけでは風そのものには対処できない、というのが現実です。
つまり、ユーザーは「APAS 4.0」という機能名に安心しつつも、実際には風や周囲の状況によってはセンサーだけでは不安を感じる場面がある——これがリアルな実態です。
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LiDARなしでも「買い」なのか?今Mini 3 Proを選ぶ意味
ここで本題に戻ります。「LiDARがないなら、Mini 5 Proを買えばいいのでは?」——そう思うのも当然です。
でも、Mini 3 Proには現時点でも明確なメリットがあります。
1. 価格面でのアドバンテージ
Mini 5 Proがハイエンドモデルとして価格帯を上げているのに対し、Mini 3 Proは販売終了に伴い中古市場や在庫処分品で手頃な価格で入手できる可能性があります(フランスのドローンブログstudioSPORTでも2025年9月時点で販売終了が報じられています)。
2. 軽量・コンパクトさの継承
重量は249g未満(バッテリー次第で変動)を維持しており、日本を含む多くの国で航空法上の規制が緩和されるメリットはそのままです。
3. 「日中・晴天下の撮影」がメインなら十分
LiDARが活きるのは夜間や逆光、複雑な障害物環境。昼間の屋外でオープンな場所を撮影するだけなら、APAS 4.0だけでも十分実用的です。むしろ、風対策としてのプロペラガードや、バッテリー管理に気を遣うことのほうが実践的でしょう。
4. アクセサリの豊富さ
Fly Moreキットやインテリジェント フライトバッテリー Plusなど、純正・サードパーティ含めてアクセサリが豊富なのもメリット。すでに多くのユーザーが使っている分、ノウハウも共有されやすいです。
まとめ:LiDARの有無より「自分の飛行スタイル」で選ぼう
結論をもう一度整理します。
- DJI Mini 3 ProにはLiDARはありません。 障害物検知はビジョンセンサー(カメラ)ベースのAPAS 4.0です。
- DJI Mini 5 Proには前方LiDARが搭載され、夜間や全方向の安全性が格段に向上しています。
- でも、Mini 3 Proは日中・晴天・オープンエリアでの撮影がメインなら、今でもコスパ抜群の選択肢です。
「LiDARがなければ飛ばせないか」といえば、そんなことはありません。多くのユーザーがMini 3 Proで満足して飛ばしています。ただし、「夜間飛行をよくする」「木々や建物が多い場所で撮影する」「とにかく安全にこだわりたい」という人には、Mini 5 ProやDJI Air 3SなどのLiDAR搭載機を検討する価値は大いにあるでしょう。
どちらを選ぶにしても、自分の撮影スタイルと予算に正直になること。それが、後悔しないドローン選びの一番の近道です。






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