「DJI Mini 4 Proって、Follow Me機能はあるの?」
こんな疑問を持ってこの記事にたどり着いたあなた。結論から言うと、DJI Mini 4 Proには「ActiveTrack 360°」という形でFollow Me機能が搭載されています。ただ、「Follow Me」という言葉はあくまで通称で、DJIの正式な機能名は「ActiveTrack」です。この用語の違いで混乱している方は本当に多くて、DJIの公式フォーラムでも「Mini 4 ProにFollow Meはあるのか?」という質問が繰り返し上がっているほどです。
この記事では、そんな混乱をスッキリ解消したうえで、ActiveTrackをランニング・バイク・VTT(マウンテンバイク)などの具体的なシーン別にどう設定すれば最高の映像が撮れるのかを、第三者機関のテストデータも交えながら詳しく解説していきます。操作方法の基本はサクッとおさらいしつつ、上位記事にはほとんどない「実践的な設定値」と「障害物検知のリアルな限界」までしっかり踏み込みます。
DJI Mini 4 ProのFollow Me機能「ActiveTrack」ってそもそも何?
まずは基本のおさらいです。DJI Mini 4 Proに搭載されている被写体追従機能は、正式には**FocusTrack(フォーカストラック)という機能群の一部で、その中核をなすのがActiveTrack(アクティブトラック)**です(出典:DJI公式サポート、公開時期はMini 4 Pro発売後)。
ActiveTrackには大きく分けて2つのモードがあります。
- Trace(トレース)モード:ドローンが被写体の後方または前方から追従しながら撮影する、いわゆる「Follow Me」の基本形です。
- Parallel(パラレル)モード:被写体の横を並走しながら撮影するモードで、横からのダイナミックな映像が撮りたいときに使います。
さらに、ActiveTrack 360°という機能を使えば、被写体を中心にドローンが旋回しながら追従を続けることも可能です。これらを組み合わせれば、まるで専属のカメラマンがついているかのような映像が撮れるわけですね。
ただ、ここで一つ注意点。DJI Mini 4 Proの障害物検知はカメラ(視覚)ベースです。フランスの専門サイトMonAppareilPhotoProが2025年8月に実施したテスト(2026年6月最終更新)では、都市部での障害物回避成功率は94%と非常に高い数値が記録されていますが、この数字は明るい環境でのテスト結果であることを忘れてはいけません。
「Follow Me」という呼び方で迷っていませんか?—用語の混乱を整理
ここで一度、用語の問題を整理しておきましょう。
DJIの公式機能名はあくまで「ActiveTrack」です。一方で「Follow Me」という言葉は、ドローンの被写体追従機能全般を指す一般名称・通称として広く使われています。この違いが原因で、DJI Forumなどでは「Mini 4 ProにはFollow Meがない」という誤った情報が一部で流れることもあります。
しかし、DJI公式サポートのドキュメントには、Mini 4 ProがFocusTrack(ActiveTrackを含む)の対象製品として明記されています(出典:DJI公式サポート)。つまり、DJI Mini 4 ProにはFollow Me機能は「ある」。ただし、それは「ActiveTrack」という名前で提供されている、というのが正確なところです。
この点を最初にクリアにしておくだけで、検索して迷っている人の多くが「あ、そういうことか」と納得できるはずです。
シーン別ActiveTrack設定値—具体的な数字で見る実践ノウハウ
ここからが本題です。上位記事のほとんどが「操作方法」で終わっているのに対し、この記事ではシーン別の具体的な設定値を独自にまとめました。数値はDJI公式の仕様と第三者テスト結果(Dronesgator、2026年2月公開)をベースに、実際の使用シーンを想定して設定しています。
| シーン | 推奨モード | 追従距離 | 追従高さ | 最高速度目安 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| VTT・トレイル(森林) | Trace(予測軌道ON) | 12〜18m | 8〜15m | 16m/s(Sportモード) | 植生の高さに合わせて高さ調整をこまめに |
| バイク(アドベンチャー) | Trace | 20〜30m | 5〜10m | 約11m/s(約25mph) | 広めの距離を取ると障害物回避が安定 |
| ランニング・ジョギング | Trace / Parallel | 10〜20m | 5〜8m | 〜5m/s | 街路ではParallelで横からの映像もおしゃれ |
| 自転車(ロード) | Trace | 15〜25m | 8〜12m | 〜15m/s | 道路の高低差に注意して高めの設定を |
| シネマティック撮影 | POI / Spotlight | 任意 | 任意 | 低速(〜3m/s) | 被写体中心に旋回させてドラマチックに |
これらの数値はあくまで目安です。実際にはその場の明るさや障害物の密度に応じて微調整が必要ですが、「まったく何もわからない」状態から始めるよりは、具体的な数字があったほうが設定の参考になりますよね。
障害物検知の「リアルな限界」—カメラベースならではの注意点
DJI Mini 4 Proのウリのひとつが「全方向障害物検知」ですが、ここには知っておくべき現実的な限界があります。
先ほども触れた通り、Mini 4 Proの障害物検知はカメラ(視覚)ベースです。これはつまり、約50ルクス未満の薄暗い環境では性能が著しく低下するということを意味します(出典:Dronesgator、2026年2月)。50ルクスというのは、だいたい街灯が少ない住宅街の夜道くらいの明るさです。夕方のトレイルや、木々が生い茂って日が遮られた林道などでは、障害物検知の精度が落ちると考えたほうがいいでしょう。
また、細い枝や電線、ガラス面などは検知が難しいという特徴もあります。これはカメラベースの障害物検知全般に言えることで、Mini 4 Proに限った話ではありませんが、森林でのVTTやトレイルランでは特に意識しておくべきポイントです。
フランスのMonAppareilPhotoProが実施した200回の都市部テストでは障害物回避成功率**94%**という数字が出ていますが(2025年8月公表)、この数字は「都市部」のテストであり、森林や悪条件下でのデータではない点に注意してください。
ActiveTrackが被写体を見失ったら?—失敗時の対処法
実はこれ、ユーザーから結構報告がある論点なんです。ActiveTrackで追跡中に被写体を見失うと、DJI Mini 4 Proはその場でホバリングします。これは仕様どおりの動作で、決して異常ではありません。
問題はそこからどう再捕捉するかです。実際のユーザーの声をX(旧Twitter)や各種フォーラムで見ると、「再捕捉がうまくいかない」という不満がいくつか確認されています。ここでは、そうした失敗を減らすためのコツをいくつか。
- 被写体はゆっくりとドローンの方に向き直る:急な動きは避けて、ドローンが視覚的に再認識しやすい速度で動く
- 明るい場所に移動する:薄暗いと視覚認識が難しくなるため
- 一旦ActiveTrackを解除して、再度被写体を選択し直す:これが結局一番確実な場合も多い
最新機種DJI Mini 5 Proの情報と比較—今買うならどっち?
ここで気になるのが次世代機の存在です。2025年後半から2026年にかけて、**DJI Mini 5 Pro**に関する情報が少しずつ出てきています。
システムファイブのサポートサイト(2025年9月公開)では、Mini 5 ProではActiveTrackがさらに進化し、スポーツシーンをインテリジェントに検知して最適なトラッキングモードを自動選択する機能が搭載されるとの言及があります。また、LiDAR搭載により、薄暗い環境や細い障害物に対する信頼性が向上する可能性も示唆されています。
ただし、これらはまだ確定的な公式情報ではなく、予測・推測の段階です。DJI公式からのMini 5 Proの正式発表はまだ確認できていません。つまり、現時点でMini 5 Proを待つかどうかは「待つリスク」を取るかどうかの問題です。
一方で、Mini 4 ProのActiveTrackはすでに多くのテストで実績が積み上がっており、今すぐ使える信頼性という点では大きな強みがあります。特に、2026年2月にDronesgatorが公開したFollow Meドローンの比較記事では、ランニング用途でMini 4 Proがトップクラスの評価を得ており、実用面での完成度の高さがうかがえます。
まとめ:DJI Mini 4 ProのFollow Meは「実戦投入済みの信頼機能」
DJI Mini 4 ProのFollow Me機能—正式名称はActiveTrack—は、すでに多くのテストと実使用でその性能が証明されている、信頼できる機能です。
用語の混乱(Follow Me ≠ ActiveTrack)さえクリアにしてしまえば、あとはシーンに合わせた設定値を試しながら、自分なりのベストな撮影スタイルを見つけていくだけ。障害物検知はカメラベースゆえの限界を理解したうえで、明るい場所での使用を心がけ、細い障害物には注意する—たったこれだけで、トラブルはぐっと減らせます。
Mini 5 Proの情報が気になる気持ちもわかりますが、現時点で公式発表があるのはMini 4 Proまで。今すぐFollow Me機能を使いたいなら、Mini 4 Proは十分すぎるほどの実力を持った選択肢だと言えるでしょう。まずは屋外でTraceモードを試してみてください。きっと、思っていた以上の映像が撮れるはずです。

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