DJI Mini 5 Proを買うべきか、それとも2026年春に登場した半額のライバル「Lito X1」で十分なのか――この結論は、あなたが何を撮りたいかでハッキリ分かれます。
簡単に言うと、縦向き動画を本気で撮るならMini 5 Pro、コストパフォーマンスを最重視して4K/60fpsとLiDARを楽しむならLito X1が正解です。
両機種の価格差は約5万円前後(Fly More Combo比較)。この差を埋めるだけの「画質の実力」「撮影機能の使い勝手」は本当にあるのか、実際のユーザーレビューや海外検証も踏まえて徹底的に検証していきます。2026年4月に発表されたばかりのLito X1の存在によって、サブ250gドローンの選択肢は大きく変わりました。
DJI Mini 5 ProとLito X1、何がどう違うの?
まずはスペック上の違いをざっくり押さえましょう。両機種とも重量は250g前後、障害物検知にLiDARを搭載し、飛行時間は標準バッテリーで約36分。ここだけ見ると「ほとんど同じじゃない?」と思えますが、センサーサイズと動画解像度、そしてジンバル構造に決定的な差があります。
DJI Mini 5 Proは1インチセンサーと5.4K動画撮影、そして225°回転するジンバルによるTrue Vertical縦向き撮影が最大の特徴です。一方のLito X1は1/1.3インチセンサー、4K/60fpsまで対応し、縦向き撮影はクロップ処理で対応します。
価格は、DJI Mini 5 ProのFly More Combo(RC 2付属)が約149,900円(価格.com 2026年8月時点)、Lito X1のFly More Comboは英国価格で€619(約10万円前後)です。
この5万円の差、あなたの撮影スタイルによっては「安い買い物」にも「高い勉強代」にもなり得ます。
画質の決定的な差は「1インチセンサー」がもたらす夜景の強さ
多くのユーザーが実際にレビューで評価しているのが、低照度性能の向上です。価格.comのレビュー(2026年8月時点、19件)では、「サブ250gドローンとして最高峰の画質」「1インチセンサーによる低照度性能の向上が素晴らしい」といったポジティブな声が全体の約7割を占めています。
では、具体的にどんなシーンで差が出るのか。
1インチセンサーは1/1.3インチセンサーと比べて約1.6倍の面積があります。この差は夕暮れ時の空撮や夜間の街灯り下での撮影で如実に現れます。ノイズの乗り方、ダイナミックレンジの広さ――Mini 5 ProはAir 3Sの広角カメラと同じセンサーを搭載しているというユーザー報告もあり(Grey Arrows Drone Club UKフォーラム、2025年10月)、上位機種に迫る画質が期待できます。
ただし、ここで注意です。海外のブラインドテストではLito X1の画質がMini 5 Proと「遜色ない」と評価されたケースもあります(DroneXL、2026年5月)。つまり、日中や十分な明るさのある環境だけなら、Lito X1でも十分すぎる画質が出せるということ。あなたが「主に昼間に撮影する」「YouTubeやSNSへの投稿が中心」なら、Lito X1で満足できる可能性が高いです。
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縦向き撮影の「True Vertical」、ここが意外にデカい
SNS(Instagram ReelsやTikTok、YouTube Shorts)への投稿を意識しているなら、この違いは絶対に無視できません。
DJI Mini 5 ProのTrue Verticalは、ジンバルが物理的に90°回転して縦向きのアスペクト比で撮影します。つまり、センサー全体を使った高画質な縦動画が撮れるわけです。
一方、Lito X1の縦向き撮影はクロップ(トリミング)処理。横撮影の画角の一部を切り抜く形になるため、画質が劣化し、画角も狭くなります。
価格.comのレビューでも「縦向き撮影のクオリティが高い」という評価が見られ、SNSクリエイターにとってはMini 5 Proを選ぶ大きな理由になります。「ショート動画で収益化を狙いたい」「画質にこだわった縦動画を撮りたい」というなら、ここにお金をかける価値は十分あります。
重量253g問題、これだけは知っておいて
発売前の噂では「249g未満」とされていたMini 5 Proですが、実機を測定した複数のレビュアーによって実測重量が253g程度あることが確認されています(DroneXL、Half Chrome氏検証、2025年10月)。
DJI公式は公称値として「249.9g」を掲げていますが、実機はバッテリーやプロペラの状態、個体差によって250gを超える可能性がある――これがこの製品の最大の落とし穴です。
日本の航空法では100g以上のドローンが規制対象となり、200g以上の機体はさらに登録や申請が必要になります。重量が少し増えただけで「サブ250gドローンのメリット」が実質的に薄れるわけではありませんが、法規制のグレーゾーンを不安に思うユーザーも少なくありません。
フォーラムやレビューサイトでも「250gを3gオーバーしているが、実際に誰がチェックするのか」という実務的な疑問が多数上がっています。この点は購入前にしっかり理解しておいてください。Lito X1は公称・実測ともに248g前後で250g未満をクリアしているため、この点で悩むならLito X1という選択肢もアリです。
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価格差5万円、何に使うかで結論が変わる
ここまでの比較を踏まえて、もう一度結論を整理します。
| あなたの撮影スタイル | おすすめ機種 |
|---|---|
| 夕方〜夜間の空撮が多い | DJI Mini 5 Pro |
| SNS縦動画を本気で作りたい | DJI Mini 5 Pro |
| 主に日中に撮影する | Lito X1で十分 |
| とにかくコスパを重視 | Lito X1 |
| 重量規制を徹底的に気にする | Lito X1 |
価格.comのレビューでも「強風時の安定性」や「価格が高い」という指摘がある一方で、Lito X1登場後は「Mini 5 Proの価格は正当化できるか」という議論が活発化しています。
私の見解はこうです。
Mini 5 Proは「サブ250gドローンの最高峰」を求めるクリエイターのための機種です。1インチセンサーとTrue Verticalは確実に差を生みますが、その差が活きるのは「画質にシビアな条件」での撮影に限られます。逆にLito X1は「必要十分な性能を手頃な価格で」というユーザーにぴったり。DJI RC 2コントローラーやO4映像伝送システム、前面LiDARによる障害物検知といった核心機能は両機種ともしっかり備わっています。
要するに――あなたが「プロ並みの画質をサブ250gで」と本気で思うならMini 5 Pro。そうでなければLito X1で幸せになれます。
DJI Mini 5 Proは間違いなく優秀なドローンです。しかし、Lito X1という強力なライバルの出現で、「万人におすすめできるか」という問いの答えは変わりました。自分の撮影スタイルと予算を天秤にかけて、納得のいく一台を選んでください。






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