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【2026年8月時点】DJI Mini 3 Proは今買い? 新たに発覚した脆弱性とユーザーの生の声からリスクを総点検

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ドローンの購入を検討し始めて、DJI Mini 3 Proが気になっているあなた。軽量で縦撮影もできて、値段もそこそこ……「今買うべきか、それともMini 4 ProかMini 5 Proにするべきか」で悩んでいるのではないでしょうか。

結論から言います。現時点でMini 3 Proを「安心して購入できる製品」と断言するのは難しい状況です。 なぜなら、2026年8月24日に新たなセキュリティ脆弱性が公開され、現行ファームウェアでは飛行ログが記録できなくなったり、ファームウェア更新自体ができなくなるリスクがあることが判明したからです。

この記事では、他の比較記事には載っていない「2026年8月の最新セキュリティリスク」と、Amazonレビューなどから読み取れる「ユーザーが実際に直面しているトラブル」を徹底的に解説します。その上で、「それでも買うべき人」「買うのを待つべき人」を整理します。

DJI Mini 3 Proの基本スペックをおさらい

まずは簡単に、Mini 3 Proがどんなドローンなのかをおさらいしておきましょう。

  • 重量: 249g(バッテリー込み。多くの国で航空法上の規制が緩和されるギリギリの軽さ)
  • カメラセンサー: 1/1.3インチ CMOS、4800万画素
  • 動画: 4K/60fps 撮影可能
  • 特徴: 無損縦拍に対応(カメラ雲台が縦向きに回転する構造)
  • 伝送システム: DJI O3OcuSync 3+)、最大伝送距離12km
  • 障害物センシング: 前方・後方・下方の三方向
  • バッテリー: 標準(34分)/長寿命(47分)の2種類

これらのスペックは多くのレビューサイトで紹介されていますが、ここから先は「どの記事にも書いていないけれど、知っておくべき情報」です。

今、Mini 3 Proを買う前に知るべき「3つのリスク」

リスク①: 2026年8月24日公開の脆弱性CVE-2026-78251

最も注意すべきは、2026年8月24日にMITRE(米国非営利研究機関)が公開した脆弱性情報です。CVE-2026-78251というIDが振られたこの問題は、Mini 3 Proを含む複数のDJIドローンに影響を及ぼします。

具体的に何が起きるのかというと、ドローン内部のFTPサービスに「ハードコードされた認証情報(誰でも知り得るIDとパスワード)」が使われており、USBケーブルで接続したPCや、同じ内部ネットワークにアクセスできる第三者から、特定のフォルダに無制限にファイルをアップロードできてしまうというものです。

これがどういう事態を招くかというと――攻撃者がストレージをいっぱいにしてしまうことで、飛行ログが記録されなくなり、ファームウェアのアップデートもできなくなる可能性があります。しかも怖いのは、再起動や工場出荷時リセットを行ってもこの状態が永続するという点です。

出典: VulDB(CVE-2026-78251 / 2026年8月24日公開)

現時点で、DJI公式からこの脆弱性に対するファームウェア更新はまだアナウンスされていません。購入後にこの問題に直面するリスクを、しっかり認識しておく必要があります。

リスク②: 過去の脆弱性(CVE-2023-6949 / CVE-2023-6950)も無視できない

実はMini 3 Proをめぐるセキュリティ問題は今回が初めてではありません。2024年4月には以下の2件の脆弱性が公開されています。

  • CVE-2023-6949: HTTPサービスに認証がなく、内部ネットワークにアクセスできる人なら誰でもドローンの内部・外部メモリから撮影済みの映像や写真をダウンロードできてしまう問題
  • CVE-2023-6950: FTPサービスの特定コマンド(SIZEコマンド)に細工したパケットを送ることで、サービスを一時停止させられる問題

出典: Tenable(CVE-2023-6949)/ CIRCL(CVE-2023-6950)/ いずれも2024年4月公開

これらの脆弱性は、ファームウェアバージョンv01.00.1200以降で対応済みとされています。つまり、中古品や長期在庫品を購入する場合は、ファームウェアが更新済みかどうかを必ず確認する必要があります。もし未更新の個体を買ってしまうと、同じWi-Fiネットワークに接続する人から映像を覗かれるリスクがあるということです。

リスク③: 48MP撮影モードでフリーズするケースが報告されている

スペック上の「4800万画素撮影」は魅力的ですが、実ユーザーからは深刻な報告が上がっています。

カナダのAmazonレビューや日本の価格.comのクチコミなどで、48MPモードで撮影中にドローンのソフトウェアがフリーズし、バッテリーが完全に消費されるまで一切の操作を受け付けなくなるというケースが複数確認されています。

あるユーザーは「川岸で撮影中にフリーズし、バッテリーが切れてドローンがその場に着陸するまで待つしかなかった」と投稿していました。この問題についてDJI公式は明確な対策を発表しておらず、上位のレビュー記事もこの点には一切触れていません。「高画質で撮りたい」という目的で購入する場合、このリスクは無視できません。

それでも「買い」なのはどんな人?

ここまでリスクを列挙してきましたが、それでもMini 3 Proを選ぶ価値があるケースもあります。

  • とにかく軽量で縦撮影がしたい人: 他社製品や後継機にはない「センサーごと縦に向く」構造は、SNS向けの縦型動画制作において大きなアドバンテージです。Mini 4 Proも縦撮影に対応していますが、Mini 3 Proの方が安価に手に入ります。
  • 中古市場でコストを徹底的に抑えたい人: 後継機の登場で中古価格は下落傾向にあります。セキュリティリスクを理解した上で、自分でファームウェア管理ができる上級者であれば、コスパ重視の選択肢としてアリです。
  • 飛ばす場所が完全にプライベートな空間に限られる人: 他人が内部ネットワークにアクセスできない環境でしか使わないのであれば、CVE-2023-6949のような「内部ネットワークからの不正アクセス」リスクは現実的ではありません。

逆に、以下のような人は購入を延期するか、Mini 4 ProやMini 5 Proへの予算アップを検討したほうがよいでしょう。

  • ファームウェアの更新にあまり詳しくない初心者〜中級者
  • 中古品ではなく「安心して使える新品」を求めている人
  • 48MPでの高画質撮影をメインの用途として考えている人
  • 公共の場や不特定多数がWi-Fiに接続できる環境で飛ばす予定がある人

実際に買うなら何をチェックすべき?

購入を決断する場合、以下の点を必ず確認してください。

  1. ファームウェアバージョン: v01.00.1200以上かどうか(過去の脆弱性対応済みの目安)
  2. 新品の保証期間: 万が一、48MPモードでのフリーズ問題に遭遇した場合のサポート体制
  3. コントローラーの種類: DJI RC(モニター付き)とRC-N1(スマホ装着型)の2種類があり、価格が大きく変わります。必要十分な方を選びましょう。

なお、バッテリーは**Intelligent Flight Battery(標準)Intelligent Flight Battery Plus(長寿命)**の2種類があります。長寿命バッテリーを選ぶと総重量が250gを超える国では規制対象になる場合があるので、その点も事前に確認しておいてください。

まとめ|DJI Mini 3 Proは「リスクを許容できる人」のための一台

DJI Mini 3 Proは、軽量ボディに無損縦拍や4K/60fpsといった魅力を詰め込んだ優れたドローンです。しかし、2026年8月時点ではセキュリティ面での不安要素がこれまで以上に大きくなっているのも事実です。

  • 購入するなら、過去の脆弱性が修正済みのファームウェアが搭載された個体を選ぶこと
  • 48MPモードにはフリーズリスクがあることを理解しておくこと
  • 2026年8月24日公表の新脆弱性については、今後のDJI公式の対応をウォッチすること

これらを踏まえた上で、「リスクを管理しながら自分で使いこなす覚悟がある」のであれば、Mini 3 Proはまだまだ戦える一台です。一方、「安心してすぐに飛ばしたい」という気持ちが強いなら、Mini 4 Proや今後のファームウェア更新状況を見極めてから再検討するのが賢明でしょう。

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