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DJI Agras T25農業用ドローン、購入前に知っておきたい本当の運用コストと落とし穴

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農業用ドローンの導入を本気で検討し始めたあなた。DJI Agras T25は「中型のちょうどいいやつ」として多くの農家から注目を集めていますよね。

でもちょっと待ってください。カタログスペックや販売店の説明だけを信じてポチるのは危険です。この記事では、実際にT25を運用するために年間どれくらいのお金がかかるのかどのような資格や許可が必要でどれだけ手間がかかるのかを、リアルなユーザーの声や公開情報をもとに徹底解説します。

結論から言うと、T25は確かに優れた農業用ドローンですが、導入コストは本体価格だけでは済みません。バッテリーの消耗品化や保険料、資格維持費用を含めると、年間で数十万円単位のランニングコストがかかると見ておくべきでしょう。その上で、自分の圃場規模や作業内容に本当に合っているのかを判断する必要があります。

DJI Agras T25とはどんな農業用ドローン?

まずは基本からおさらいしておきましょう。DJI Agras T25は、DJIが2023年11月7日に発表した農業用ドローンで、出荷は2024年1月以降に開始されました(出典:PR Newswire via DJI、2023年11月7日発表)。液剤タンクは20kg、粒剤ホッパーは25kgの容量を持ち、最大散布幅は7.5m、1回の飛行で約2haの散布が可能です(出典:DJI公式スペック)。

特筆すべきは、FPVカメラによる測量・マッピング機能を内蔵している点。これまでは測量用のドローンを別途用意する必要がありましたが、T25単体で圃場の測量から散布計画の作成、そして実際の散布までを一貫して行えます(出典:DJI公式発表、2023年11月)。

DJIのAgrasシリーズには、小型のT10、大型のT30というラインナップがあり、T25はその中間に位置します。「T10では物足りないけど、T30は大きすぎる」というユーザーにとって、まさに「ちょうどいい」サイズ感として市場に登場しました。

T25が検討される背景とシリーズ内の立ち位置

農業用ドローンの導入が進む中で、多くの農家が直面するのが「どのサイズを選べばいいのか」という問題です。

販売事業者のブログなどを見ると、T25は「T10とT30の間でちょうど良いサイズ」と評価されることが多く(出典:ドローン金沢ブログ)、特に中規模の農家や、液剤散布をメインとしながらも測量作業も自前で行いたいというユーザーに支持されています。

ただし、粒剤散布をメインで考えている場合、T25の粒剤ホッパーは最大25kgまで。T30が40kg級の粒剤散布に対応しているのに対し、T25はあくまで「液剤メインで粒剤も少しできる」という位置づけです(出典:ドローン金沢ブログ)。この点は自分の作業スタイルと照らし合わせて慎重に考える必要があります。

上位記事が伝えない「本当の運用コスト」

ここからが本題です。多くのWeb記事や販売サイトでは、T25の性能や機能が強調される一方で、「運用にどれだけお金がかかるのか」という現実的なコストについてはほとんど触れられていません。しかし農業用ドローンは、購入して終わりではありません。

実際のユーザーの声をSNSやQ&Aサイトで調べてみると、「初期費用に加えて、ランニングコスト(保険、資格更新、消耗品)が予想以上にかかる」という趣旨の投稿が複数見られました(X、Yahoo!知恵袋、価格.com、2026年8月15日確認)。また、「法規制が複雑で、飛行許可を得るまでの手続きに手間取った」という声も複数確認されています。

では、具体的にどんなコストがかかるのか、整理してみましょう。

バッテリー代(意外と大きな消耗品費)

T25に使用されるバッテリーはDB800(15.5Ah)というモデルです(出典:DJI公式スペック)。農業用ドローンのバッテリーは消耗品であり、何度も充放電を繰り返すうちに性能が劣化します。特にT25はD6000iという充電スタンドを使った9分超高速充電が特徴ですが、高速充電はバッテリーの負担が大きく、寿命に影響を与える可能性があります。

バッテリー1本の価格は公表されていませんが、同クラスの農業用ドローンバッテリーは1本あたり10万円〜20万円程度が相場です。1回の作業で複数本のバッテリーをローテーションする必要があり、数年で買い替えが必要になると考えると、大きなランニングコストになることは間違いありません。

保険料とメンテナンス費用

農業用ドローンを運用するには、機体保険や賠償責任保険への加入が実質的に必須です。万が一の墜落や農薬散布による周辺被害を考えると、保険に入らないという選択肢は現実的ではありません。保険料は機体の価格や運用規模によって変わりますが、年間で数万円〜十数万円程度を見込んでおく必要があります。

また、定期的なメンテナンスや部品交換も欠かせません。モーターやプロペラ、散布ノズルなどは消耗品であり、使用頻度によって交換サイクルが変わります。

資格と許可「買っただけでは飛ばせない」現実

農業用ドローンを法律に則って運用するには、いくつかのハードルをクリアしなければなりません。ここを軽く見ていると、「購入したはいいけど飛ばせない」という事態になりかねません。

必要な資格と講習

20kgを超える機体(T25はバッテリーを除いて28kg、出典:DJI公式スペック)を運用するには、国土交通省が定める有人地帯における補助者なしでの目視外飛行などの許可・承認が必要となるケースが多いです。

具体的には、無人航空機操縦士技能証明書(いわゆるドローンパイロット資格)の取得が求められることが一般的で、さらに機体の重量が100gを超えるドローンは全て飛行場所や方法によって許可申請が必要になります。特に農薬散布のような第三者上空での飛行は、より厳格な審査を受けなければなりません。

資格の取得には講習費用や試験費用がかかり、更新のための手続きや費用も定期的に発生します。これらは本体価格とは別に計上しておくべきコストです。

許可申請の手間と時間

ユーザーの声として、「法規制が複雑で、飛行許可を得るまでの手続きに手間取った」という趣旨の投稿が複数確認されています(X、Yahoo!知恵袋、2026年8月15日確認)。許可申請には書類の準備や提出、審査待ちの期間が含まれ、初めての申請では数週間から数ヶ月かかることも珍しくありません。

特に農薬散布を行う場合は、農薬取締法や各自治体の条例も関連してくるため、単純なドローンの飛行許可以上に複雑です。地域の農業協同組合や普及指導員と連携しながら進める必要があるでしょう。

T10 / T25 / T30 実運用で見る選び方比較

ここで、Agrasシリーズの3機種を「購入後の運用コストや手間」という観点で比較してみましょう。カタログスペックだけでは見えてこない、実際の使い勝手の違いが浮かび上がってきます。

評価軸T10(小型)T25(中型)T30(大型)
機体価格(相対比較)低い(約150万円程度)中程度(約200万円台)高い(約300万円超)
年間運用コスト(保険・メンテ・消耗品)の目安比較的低い中程度高い
1人での持ち運びやすさ◎(ステーションワゴン可)○(どうにか可能)△(2人以上・トラック要)
測量機能(内蔵FPV)なし(別途測量機推奨)あり(単独で測量→散布可能)あり
測量の実用性測量専用機を別途用意するのが一般的機体単独での測量は可能だが手間がかかるため、専用機併用がベター専用機併用がベター
粒剤散布能力非公開(主に液剤向け)最大25kg(粒剤はサブ用途)最大40kg(粒剤メインでも可)
法規制対応の複雑さ比較的簡単中程度複雑(大型機は許可が厳格)
推奨ユーザー小規模自家農家、1人運用中規模農家、測量も自前で行いたいユーザー受託散布事業者、大規模農家

(出典:DJI公式スペックおよび販売事業者ブログを基に作成。価格は非公表のため相対比較)

この表を見ると、T25は「バランスのいい中間機種」であることがわかります。しかしその「バランスの良さ」が本当にあなたのニーズに合っているかどうかは、別途検討が必要です。

ユーザーが実際に感じているT25の評価と不満

SNSやQ&Aサイトで集めた実際のユーザー評価を紹介します。

良い評価としては、「T10より散布能力が高く、T30より扱いやすい中間サイズがちょうど良い」という趣旨の投稿や、「測量機能が内蔵されているので、別途測量機を購入しなくて済むのが良い」という声が複数見られました。また、「バッテリーの充電が速く、作業の効率が上がった」という評価も散見されます。

一方でネガティブな声としては、先述のランニングコストや法規制に関するもののほか、「粒剤散布の最大積載量が20kgとT30より少ないので、粒剤をメインで使うには物足りない」という意見が複数ありました。

特に興味深いのは、測量機能に対する評価のギャップです。メーカーは「測量から散布まで一貫可能」と謳っていますが、実際のベテランユーザーからは、「T25自体を測量に使うのは手間がかかるので、DJI Mavic 3 Multispectralのような測量専用機を別途持っている方が良い」という趣旨のアドバイスが複数投稿されていました。

つまり、測量機能は「ないよりはある」というレベルで考えておいた方が良く、本格的な測量作業をT25単体で完結させようとすると、かえって非効率になる可能性があるのです。

購入前にチェックすべき補助金・助成金の可能性

農業用ドローンの導入には、国や自治体の補助金・助成金を活用できるケースがあります。ただし、この情報は地域や年度によって大きく変わるため、ここでは一般論として「補助金制度の存在を確認し、自分の地域の農業事務所や普及指導員に相談することが重要だ」という点を強調しておきます。

導入コストが大きな壁になる場合は、必ず事前に地元の農業協同組合や都道府県の農業振興担当部署に問い合わせてみてください。対象となれば、購入費用の一部が補助される可能性があります。

結論:T25は「誰にでもおすすめ」ではない

ここまで読んでいただいておわかりの通り、DJI Agras T25は優れた農業用ドローンですが、すべての農家に「ちょうどいい」わけではありません

  • 液剤散布がメインで、中規模の圃場(1回の飛行で2ha程度の散布で十分な規模)を持ち
  • 測量作業も自前で行いたいが、そこまで高精度を求めない
  • 1人での運用を想定しており、T30のような大型機は扱いきれないと感じている
  • 本体価格に加えて、年間数十万円のランニングコストを許容できる

こうした条件に当てはまる方には、T25は非常に有力な選択肢となるでしょう。

しかし、粒剤散布がメインの作業だったり、測量精度にこだわりがあったり、初期費用をできるだけ抑えたいという場合は、T10の検討や、T30との比較、あるいは測量専用機との組み合わせ運用を再検討した方が良いかもしれません。

いずれにしても、購入前には必ず複数の販売店から見積もりを取り、デモフライトや実機展示を確認することをおすすめします。そして何より、運用コストと法規制対応の現実をしっかりと理解した上で、導入判断を下してください。

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