ドローンの国家資格を取りたいと思って「山形UASドローンスクール」を調べ始めたあなた。でも、実は同じ山形市門伝の敷地内に、2025年11月にオープンしたまったく新しいスクールがあるのをご存じですか?
結論から言うと、山形UASドローンスクール(以下、山形UAS)とドローンキャンパス山形の空(以下、ドローンキャンパス)は、同じ旧双葉小学校を拠点にしながら、取得できる資格の種類も、講習のスタイルも、まったく異なるスクールです。この2つを混同して申し込んでしまうと、取りたい資格が取れなかったり、想定より費用がかさんだりする可能性もあります。
この記事では、2026年8月時点の最新情報をもとに、山形でドローンスクールを選ぶときに絶対に知っておくべき「2つのスクールの違い」と「注意点」 を徹底比較していきます。
まず知っておきたい!山形のドローンスクール最新事情(2026年8月時点)
山形県内でドローンの資格が取れるスクールとして、これまで「山形UASドローンスクール」が知られてきました。しかし、2025年11月6日に、運営会社であるむげんのそら株式会社(旧北陸の空株式会社)が、ドローンキャンパス【山形の空】 を同じ山形市門伝の旧双葉小学校に新規開校しました(PR TIMES、2025年10月発表)。
このドローンキャンパスは、これまでの山形UASとは一線を画す、国家資格(二等無人航空機操縦士)の取得に特化した1泊2日の合宿型スクールです。つまり、今の山形には、「民間資格(JUIDA)が取れるスクール」と「国家資格が取れるスクール」が同じ場所に併存しているという、全国的にも珍しい状況が生まれています。
この事実をまず押さえておかないと、どちらを選べばいいのか判断できません。早速、具体的に見ていきましょう。
「山形UASドローンスクール」と「ドローンキャンパス」を徹底比較
どちらも旧双葉小学校を拠点としていますが、中身は大きく異なります。以下の表で、気になるポイントを比較してみました。
| 比較項目 | 山形UASドローンスクール | ドローンキャンパス 山形の空 |
|---|---|---|
| 所在地 | 山形県山形市大字門伝荻の窪2836(旧双葉小学校) | 山形県山形市門伝2836(旧双葉小学校/体育施設) |
| 運営会社 | 一般社団法人日本UAS産業振興協会(JUIDA)認定スクール | むげんのそら(株)(旧北陸の空)/JUIDAアワード殿堂入り |
| 主な資格 | JUIDA民間資格(操縦技能証明証・安全運行管理証明証) | 国家資格(二等無人航空機操縦士) |
| 講習スタイル | 通学制(平日/土日/夜間コースあり) | 1泊2日合宿制(事前学習不要) |
| 基本コース料金(税込) | 230,000円(一般)+別途JUIDA申請手数料 約20,000円 | 230,780円(宿泊・食事・審査2回分・テキスト・機体貸出込み) |
| 実技環境 | 屋内(体育館) | 屋内(体育施設) |
| 修了審査 | コース内で実施 | コース内で実施(2回受験可能) |
| 補習制度 | 技量に応じて補習あり(追加料金不要と記載) | 3回目以降の審査は有料(16,500円) |
| オプション(夜間/目視外) | 記載なし | 各33,000円(税込) |
(出典:山形UASドローンスクール公式サイト、ドローンキャンパス山形の空公式サイトを基に2026年8月時点で作成)
この表を見て、まず気になるのは基本料金がほぼ同じという点ですよね。ただし、中身はまったく違います。
山形UASは、決して安くはない料金でJUIDAの民間資格を取得するスタイル。一方のドローンキャンパスは、宿泊費・食事代・審査費などがすべて込みでこの価格です。さらに、国家資格が取れることを考えると、ドローンキャンパスのコストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
ただし、ドローンキャンパスには注意点もあります。修了審査に3回目以降落ちてしまうと、1回あたり16,500円(税込)の再試験料がかかります。また、夜間飛行や目視外飛行などの限定解除を希望する場合は、別途各33,000円(税込)のオプション料金が発生します。
ここが違う!資格の種類と講習スタイル
この2つのスクールで最も大きな違いは、「何の資格が取れるのか」 です。
山形UASで取れるのは「JUIDA民間資格」
山形UASは、一般社団法人日本UAS産業振興協会(JUIDA)が認定するスクールです。ここで取得できるのは、JUIDAが発行する「操縦技能証明証」や「安全運行管理証明証」 といった民間資格です。
ただし、ここで非常に重要な注意点があります。山形UASの公式サイトには「令和4年12月より国の資格制度に移行します」という記載があります。これは2022年12月に国家資格制度が始まったことを指しているのですが、サイト内のコース説明は今もなおJUIDAの民間資格を前提とした内容のままなのです。
2026年8月現在、このスクールが国土交通省の登録講習機関として有効なのかどうかは、公式サイトからは確認できませんでした。もし国家資格を取得したいのであれば、申し込み前に必ずスクールに直接問い合わせて、現在どの資格が取得できるのかを確認することをおすすめします。
ドローンキャンパスで取れるのは「国家資格(二等)」
一方、ドローンキャンパスは、国家資格である二等無人航空機操縦士の取得を目的としたカリキュラムを提供しています。これは2022年12月に始まった新しい制度に完全に対応しており、国土交通省が定めるカリキュラムを修了することで、国家資格の受験資格が得られます。
しかも、1泊2日の合宿形式で、事前学習は不要。仕事やプライベートの都合でなかなか時間が取れない人にとっては、短期間で集中して取得できるのが大きな魅力です。
山形でドローンの資格を取るなら、どっちを選ぶべき?
では、あなたはどちらのスクールを選ぶべきでしょうか?ここでは、いくつかのパターンに分けて考えてみましょう。
こんな人は「ドローンキャンパス」がおすすめ
- とにかく早く国家資格を取りたい人:1泊2日で国家資格の取得を目指せます。
- 事前学習の時間が取れない忙しい人:合宿制で集中して学べます。
- 総額費用を抑えたい人:宿泊費・食事代込みで基本料金が約23万円と、コストパフォーマンスが高いです。
- 将来、ドローンを使った仕事をしたい人:業務では国家資格が事実上の必須条件となっています。
こんな人は「山形UAS」がおすすめ(ただし、要確認)
- JUIDAの民間資格で十分な人:趣味や一部の業務でJUIDA資格が求められるケースもあります。
- 通学制でコツコツ学びたい人:平日夜間や土日など、自分のペースで通えます。
- 実際に問い合わせた結果、自分の目的に合ったコースが提供されていると確認できた人。
ただし、山形UASを選ぶ場合は、上述したように、現在のコース内容と資格の種類を必ずスクールに確認してください。公式サイトの情報だけでは不十分な可能性があるからです。
それでも迷ったら……「屋内実技」という共通点に注目
実は、どちらのスクールも実技講習が屋内(体育館) で行われるという共通点があります。
ここで考えてほしいのは、「屋内で資格を取った後、実際の現場でちゃんと飛ばせるのか?」という点です。ドローンの資格試験は屋内でも受けられますが、実際の業務は屋外で行うのが普通です。風や天候、障害物への対応など、屋内では経験できないことがたくさんあります。
この点については、どちらのスクールを選んだとしても、資格取得後に実践的な屋外飛行の練習を別途積むことを強くおすすめします。例えば、DJIのPhantom 3のような練習用機材を使いながら、安全な場所で屋外飛行の感覚を掴んでいくのがいいでしょう。
ユーザーのリアルな声から見える「ドローンスクール選びの盲点」
実際にドローンスクールを検討している人たちからは、どのような声が上がっているのでしょうか。2026年8月時点でSNSやQ&Aサイトを調査したところ、具体的なスクール名を挙げた口コミは多くありませんでしたが、ドローンスクール全体に対する以下のような悩みが複数見られました。
- 料金体系がわかりにくい:「受講料の他に、申請手数料や再試験代が別途かかるのは予想外だった」という声。
- 民間資格と国家資格の違いがわからない:「JUIDAと国家資格のどちらを取ればいいのか、スクールによって説明が違う」という混乱。
- 補習や再試験の条件が不明確:「落ちたらどうなるのか、追加でいくらかかるのかが事前にわからない」という不安。
つまり、ユーザーが本当に知りたいのは、「総額でいくらかかるのか」「どの資格が取れて、それが将来どれくらい役立つのか」 というリアルな情報なんです。この記事で紹介した比較表は、まさにそういった疑問に答えるためのものです。
山形UASドローンスクールに関する「確認できなかったこと」と注意点
この記事を書くにあたり、あらためて気づいたのが、山形UASドローンスクールの公式情報が不足しているという点です。
具体的には、以下の点が2026年8月時点で確認できませんでした。
- 国土交通省の登録講習機関として有効かどうか
- 国家資格(二等無人航空機操縦士)のコースが現在も提供されているか
- オプションコース(夜間飛行など)の有無と料金
これらの情報が不明確なまま申し込むのは、あまりにもリスクが高すぎます。ドローンのスクール選びは、数万円から数十万円の大きな出費です。必ず問い合わせて、自分の受講したいコースが現在も有効なのかを確認してから申し込むようにしてください。
まとめ:山形でドローンスクールを選ぶなら「何を取りたいか」で決める
最後に、もう一度結論を明確にしておきましょう。
山形には現在、「山形UASドローンスクール」と「ドローンキャンパス山形の空」という、同じ場所にあるまったく別の2つのスクールが存在します。
どちらを選ぶかは、「自分が最終的に何を取りたいのか」 で決まります。
- 最新の国家資格(二等)をできるだけ安く短期間で取りたいなら → ドローンキャンパス
- 通学制でJUIDAの民間資格を目指したい、またはスクールに問い合わせて自分に合ったコースがあると確認できたなら → 山形UAS
特に、国家資格を取得したいのに、うっかり山形UASの民間資格コースに申し込んでしまわないように注意してください。公式サイトの情報だけを見ると、現在の制度と合致していない可能性があるからです。
この記事が、あなたが山形で後悔のないドローンスクール選びをするための、確かな道しるべになれば幸いです。わからないことがあれば、実際に両方のスクールに電話して、最新のカリキュラムや料金を直接確認してみるのが一番確実ですよ。

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