「WHOOPS!ドローンスクールって気になるけど、ちょっと他より高いんじゃない?」——そう感じているあなた、実はその直感、半分は正しくて半分は間違ってます。
結論から言うと、WHOOPS!の料金は確かに業界最安値ではありません。でも、「高いのかどうか」を判断するには、ただの数字だけじゃ足りません。北海道という特殊な環境でどうやって講習を実施しているか、最新の災害協定や新コースといった独自の取り組み、そして受講生が実際にどう評価しているか——これらの“中身”を抜きにした比較は、むしろあなたを迷わせるだけです。
この記事では、2026年8月時点の最新情報をもとに、WHOOPS!ドローンスクールの「本当の価値」を、他校との比較や実際の口コミ傾向も交えながら徹底的に検証していきます。
WHOOPS!ドローンスクールとは?まずは基本をおさらい
WHOOPS!ドローンスクールは、北海道内に札幌・旭川・苫小牧・函館・滝川の5校舎を展開する、道内最大級のドローンビジネススクールです。運営はYBデジタルインフラ株式会社(旧イエローバック)が行っており、国の登録講習機関として認可を受けているため、ここで所定の講習を修了すれば、国家資格の実地試験が免除されるのが大きな特徴です。
コースは初心者向けから経験者向けまで幅広く用意されていて、学科はEラーニングで自宅学習が可能。実技は各校舎で行うスタイルを取っています。
気になる料金体系。他校と比べてどうなの?
まずは多くの人が気になる「料金」から見ていきましょう。WHOOPS!の公式サイトやコエテコドローンの取材情報(2026年)によると、主要コースの料金は以下の通りです。
- 二等初学者コース:302,500円(税込)
- 一等初学者コース:558,000円(税込)
- 経験者向けコース:要問い合わせ(既に資格や飛行経験がある方向け)
これを見て「やっぱり高い…」と思った方もいるかもしれません。実際、2026年7月時点の関東7都県にある登録講習機関68校の料金比較を見ると、二等初学者コースの最安値は約165,000円程度で、WHOOPS!の価格はこの2倍近くになります。
でもちょっと待ってください。ここで重要なのは、この「最安値」がどういう条件で出ているか、です。関東の比較記事で最安値として紹介されているのは、多くの場合「経験者向け短縮コース」や「特定時期のキャンペーン価格」であることがほとんど。初学者がフルで講習を受ける場合の標準価格とは異なるケースが少なくありません。
そして何より、WHOOPS!の302,500円には何が含まれているのか——そこをスルーして「高い・安い」を語るのはちょっと早計です。
302,500円の内訳。何にそんなにお金がかかっているのか
WHOOPS!の二等初学者コース302,500円には、以下の内容が含まれています。
- 学科講習:10時間(Eラーニング形式)
- 実技講習:10〜13時間
- 限定解除講習:含む
「限定解除」というのは、国家資格を取った後により広い範囲で飛行できるようにするための追加講習のこと。これを最初からセットで受けられるのは、結構なアドバンテージです。
さらに、使用される機体の充実ぶりも見逃せません。WHOOPS!の講習では、DJI Phantom 4 ProやDJI Mavic Air 2といった一般的な機体に加え、DJI Mavic 2 Enterprise Advanced、DJI Matrice 300 RTK、Autel Evo IIといった産業用ドローンも実習に使用されます。
「企業向けのドローン業務を視野に入れている」という人にとっては、こうした機体に実際に触れられるのは大きいポイント。普通のスクールだと、こういった高価な産業用機体は「見学だけ」というところも珍しくありません。
北海道だからこそできること。災害協定と寒冷地運用のリアル
さて、ここからがWHOOPS!の真骨頂です。このスクール、ただ資格を取らせるだけの「予備校」とは一線を画しています。
2025年5月12日、WHOOPS!を運営するYBデジタルインフラ株式会社は北海道庁と「災害時におけるドローンによる支援活動に関する協定」を締結しました。地震や風水害、雪害が発生した際に、ドローンを使って被害状況を把握したり、物資を輸送したりするというものです。
つまり、WHOOPS!で学んだスキルは「試験に受かるため」だけでなく、実際の災害支援というリアルな現場で即座に役立つ可能性がある——そういう実践志向のスクールだということです。
そしてもう一つ。北海道という土地柄、冬場の飛行環境は本州とはまったく違います。強風や積雪、極端な低温の中でドローンをどう運用するか——こうしたノウハウは、北海道で実際に事業を展開しているからこそ蓄積できたもの。WHOOPS!はPLACE OF SPORTS NEOなどの屋内施設を確保し、厳冬期でも実技講習を滞りなく実施できる体制を整えています。
最新トピックスもチェック。Skydio X-10と赤外線調査マスターコース
2026年のWHOOPS!はさらなる進化を遂げています。
まず、米国製の産業用ドローン「Skydio X-10」を業務に導入し、販売も開始しました。なぜこれが重要かというと、近年「中国製ドローンのセキュリティリスク」が話題になることが増えているからです。Skydio X-10は米国製で、高い自律飛行技術とセキュリティ性能を持っているため、官公庁やインフラ企業からの引き合いが強い機種です。こうした最新機種に早い段階で触れられるのは、仕事に直結する知識を得られるチャンスと言えます。
また、2026年5月には新たに「赤外線調査マスターコース」が開校。第一期は5月28日・29日の2日間で実施されました。太陽光パネルの点検や建物の断熱診断など、赤外線カメラを使った調査業務は今後ますます需要が高まる分野です。こうした専門コースをいち早く開設している点も、WHOOPS!が「資格取得後のキャリア」まで見据えたカリキュラムを用意している証拠でしょう。
更新講習の価格を公開しているのは大きな安心材料
ドローンの国家資格は「取ったら終わり」ではありません。資格には有効期限があり、更新講習を受ける必要があります。
ここで重要なのが、WHOOPS!は更新講習の料金を公式サイトで明確に公開していること。2026年時点で、WHOOPS!卒業生の一等更新講習は15,000円、二等は13,000円。他校出身でも一等18,000円、二等15,000円で受け付けており、「他校で取ったけど、近くに更新講習をやってくれるところがない」という人にとっても選択肢になっています。
この価格を安いと見るか高いと見るかは人それぞれですが、「後々どれくらいお金がかかるのか」が最初からわかっているのは、長期的な計画を立てる上でかなりの安心材料です。
受講生のリアルな声。コエテコドローン40件の口コミから見えたもの
では、実際にWHOOPS!で学んだ人たちはどんな評価をしているのでしょうか。
コエテコドローンに寄せられた40件の口コミ(2023年10月〜2024年1月投稿分)を分析したところ、圧倒的に多かったのが「講師の指導が丁寧でわかりやすい」という声。特に、現場経験に基づいた実践的なアドバイスが得られる点や、国家試験に向けて法規の違いをしっかり解説してくれる点が高く評価されていました。
また、「受講前後のサポートが充実していて、手続きがスムーズだった」という声も複数確認されています。ドローンの資格取得は書類手続きが煩雑になりがちですが、そのあたりをしっかりフォローしてくれるのは初心者にはありがたいポイントです。
一方で、「料金」の項目は他の評価項目と比べるとやや評価が低め(コエテコの総合評価は5点満点中で他の項目が4.5以上なのに対し、料金は3.9程度)という傾向も見られました。「料金が安い」という評価ではないけれど、「その金額に見合った価値があった」というのが総合的な印象と言えるでしょう。
また、X(旧Twitter)上の2026年現在の投稿を見ると、修了後に仕事を始めた人たちが「WHOOPS!で学んだことが活きている」と発信しているケースも散見されます。残念ながら、「受講後にどれだけ稼げたか」といった具体的な数値は個人差が大きく一概には言えませんが、少なくとも「資格を取って終わり」ではない、その先を見据えたスクールであることは間違いなさそうです。
校舎によって実施コースが違う点には注意が必要
良いことばかりではありません。実際の口コミやユーザーの声から見えてくる注意点もあります。
WHOOPS!は5校舎を展開していますが、すべての校舎ですべてのコースが実施されているわけではありません。一等講習は旭川校と苫小牧校のみで実施されており、札幌校では二等講習が中心です。公式サイトでコースごとの実施校をよく確認しておかないと、「家から近いからこの校舎で申し込もう」と思ったら、希望のコースがなかった…という事態になりかねません。
また、北海道の冬場は天候によって実技講習が影響を受ける可能性もあります。ただ、WHOOPS!の場合は屋内施設を確保しているため、本州の屋外中心のスクールよりはそのリスクは低いと言えるでしょう。
結局WHOOPS!ドローンスクールは「高い」のか「安い」のか
ここまでの情報を総合すると、結論はこうです。
WHOOPS!は「値段が安い」スクールではありません。しかし「価値に対して高すぎる」かと言えば、まったくそんなことはありません。
302,500円という金額には、単なる講習時間だけでなく、北海道という過酷な環境での運用ノウハウ、災害協定という実践的なバックボーン、DJI Matrice 300 RTKやSkydio X-10といった最新産業用機体へのアクセス、そして更新講習まで見据えた明確な料金体系がすべて含まれています。
もしあなたが「とにかく一番安いところで資格だけ欲しい」というのであれば、WHOOPS!は選択肢に入らないかもしれません。でも、「資格を取ったあとにどうやって仕事に繋げるか」まで考えていて、実践的なスキルを身につけたいと思っているなら——そして北海道という土地柄を活かした独自のノウハウに価値を感じるなら——WHOOPS!は間違いなく有力な選択肢の一つです。
何より、更新講習の価格を明確に公開し、他校出身者も受け入れてくれるスクールはそう多くありません。長い目で見たときのトータルコストで考えれば、思っているほど「高い」わけではないのかもしれません。
まずは気軽に説明会に参加してみて、実際の雰囲気やカリキュラムの詳細を確かめてみることをおすすめします。ドローンの世界はこれからどんどん広がっていく——その第一歩を、どこで踏み出すかはあなた次第です。

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