ドローンを購入したものの、「登録システムってどうやるの?」「書類の書き方がわからない…」と困っていませんか?結論から言うと、ドローン登録システム(DIPS)の申請で最もつまずくのは「型式」「製造番号」「カテゴリー」の3つの入力項目です。そして、登録識別符号の貼付場所について公式は具体的に指定しておらず、そこが多くのユーザーを悩ませるポイントになっています。この記事では、他のサイトにはない「書類の具体的な記入例」と「ユーザーが実際にハマった失敗事例」を中心に、登録手続きをステップバイステップで解説します。これを読めば、書類の差戻しや貼付ミスを防ぎ、スムーズに登録を完了できます。
ドローン登録システム(DIPS)とは?まずは基本の「なぜ登録が必要か」を簡潔に
ドローン登録システムとは、国土交通省が運用する「DIPS(ドローン情報基盤システム)」というオンライン申請システムのことです。2022年6月20日以降、航空法の改正により、一定以上のドローンには登録が義務化されました(航空法第132条の3、e-Gov法令検索 2022年法律第67号)。登録しないで飛行させると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。つまり、ドローンを飛ばすなら絶対に通らなければならない手続きなんです。
では、どんな機体が登録の対象になるのでしょうか?多くの記事が「100g以上」とだけ書いていますが、ここには落とし穴があります。後ほど詳しく解説しますが、バッテリーを含めた総重量が100gを超えるかどうかが基準です。この判定を間違えると、せっかくの申請が無駄になってしまいます。
登録が必要な機体かどうか、自分で判定するための実践チェック
ここが第一のハードルです。国土交通省の公式定義(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000058.html)では、「機体本体にバッテリーなどを含めた状態での重量が100g以上」の無人航空機が登録対象です。
具体的な判定ステップはこちら
- 精密な秤(1g単位)を用意する — キッチンスケールでも構いませんが、0.1g単位まで測れるものが理想的です。
- バッテリーを装着した状態で測定する — ここが重要で、「バッテリー込み」がルールです。バッテリーを外した状態で測って100gを下回っても、装着すれば超えるケースがほとんどです。
- 付属品(プロペラガードやカメラなど)は? — 国土交通省のQ&Aでは、飛行に必要な装備品は含めるとされています。つまり、標準で装着されているプロペラガードなどは重量に含めます。一方で、ユーザーが後付けしたアクセサリーは含めなくてもよいという解釈が一般的です(ただし公式は個別ケースについて明確に線引きしていないため、不安な場合はDIPSの問い合わせ窓口に確認するのが確実です)。
ユーザーの声(X・Yahoo!知恵袋 2025年〜2026年上半期) では、「バッテリー込みで測ったら102gだったので登録したが、友人はバッテリー抜きで測って98gだから登録不要と言い張っている」という混乱の投稿が複数見られました。これは間違いです。必ずバッテリーを付けた状態で測ってください。
特にDJI Miniシリーズ(例:DJI Mini 4 Pro、DJI Mavic 3など)は、本体重量が249gと公称されていますが、これはバッテリー込みの重量です。そのため、確実に登録対象になります。DJI公式サポート(https://support.dji.com/)でも、日本国内規制に対応するためのファームウェアアップデート情報が案内されています。
申請書類の具体的な書き方と「ここがわからない」を徹底解決
「DIPSにログインしたまではいいけど、何を入力すればいいかわからない…」——これが最も多いつまずきポイントです。実際に、XやYahoo!知恵袋では「型式の欄に何を書けばいいの?」「製造番号ってどこにあるの?」という質問が数多く投稿されています(複数投稿を2026年7月29日時点で確認)。
ここでは、各入力項目を具体的に解説します。
機体の型式の正しい書き方
型式は、機体のモデル名です。取扱説明書や本体に記載されている正式名称を入力します。
- DJI製品の場合:「DJI Mini 4 Pro」「DJI Mavic 3」など、製品名そのままを入力します。「DJI Mini 4 Pro (CP.MA.00000123.01)」のような細かい型番までは不要です(メーカー公表のモデル名でOK)。
- 国産機の場合:メーカーが定めた型式番号(例:AC-001)を入力します。箱や本体シールに記載されています。
ここで海外メーカーと国内メーカーで表記ルールが異なることが混乱の原因になっていますが、どちらも「製品を特定できる名称」を入れれば問題ありません。
製造番号(シリアル番号)の見つけ方と注意点
製造番号は、機体本体に貼られたシールまたはアプリで確認します。
- DJI製品:DJI FlyアプリまたはDJI GOアプリを開き、機体と接続した状態で「設定」→「機体情報」からシリアル番号を確認できます。本体のバッテリー挿入口付近にもシールがあるので、そちらも併せて確認してください。
- 注意:シリアル番号は「0(ゼロ)」と「O(オー)」、「1(イチ)」と「I(アイ)」の見間違えが非常に多いです。複数のユーザーがXで「入力ミスで差戻しになった」と報告していました。入力後は必ず2回以上チェックしてください。
カテゴリーの選び方 — ここが最も迷う
カテゴリーは、飛行の区分です。大きく分けて以下の3つがあります。
- 開放特例:目視内飛行、人や物件から十分な距離を保つなど、基本的なルールを守る飛行
- 特定飛行:夜間飛行や目視外飛行など、許可が必要な飛行
- 型式認証:国が安全性を認めた機体(ほとんど該当なし)
多くの個人ユーザーは「開放特例」を選択します。もし「特定飛行」が必要なケースは、別途許可申請が別ルートで必要になるため、この登録申請時点では「開放特例」でまずは登録してしまって問題ありません(後から変更も可能です)。
登録識別符号の貼付場所は「視認性」が鍵 — 貼り方の実践アドバイス
ここは公式が具体的な場所を指定していないため、多くのユーザーが迷うポイントです。国土交通省の要件は「外部から視認可能な箇所に貼付すること」のみ(DIPS公式ヘルプより)。
ユーザーの声を集計すると(X・価格.comクチコミ 2025年〜2026年上半期):
- 「バッテリーカバーに貼ったら、バッテリー交換時に剥がれそうで怖い」
- 「上面に貼ったらプロペラの風圧で剥がれた」
- 「小さすぎて読めないんだけど…」
といった実務レベルの悩みが複数確認できました。
そこで、実践的なアドバイスです。
- 推奨場所:機体の上面(プロペラの中心より外側で、平らな部分)がベストです。視認性が高く、着陸時にも見えます。DJI Mini 4 ProやDJI Mavic 3などの多くの機種は上面に平らなスペースがあります。
- 代替案:側面部でも構いませんが、プロペラガードがある機種は干渉しない場所を選びましょう。
- 貼付方法:
- ラベルライターで印刷するのが最も確実です。
- 耐候性インク(屋外用)を使用し、透明な保護テープ(ラミネートフィルム)でカバーすると剥がれにくくなります。
- マジックで直接本体に書くことは可能ですが、消えやすいので推奨しません(「マジックで書いたらすぐに掠れた」という報告あり)。
重要なのは、文字が判読できるサイズで貼ること。小さすぎると検査時に指摘される可能性があります。
登録申請で「失敗しない」ための事前チェックリスト
ステップごとの所要時間と、事前に準備しておくべきものを表にまとめました。
| 手続きステップ | 所要時間(目安) | つまずきポイント | 事前準備でできる対策 |
|---|---|---|---|
| 1. 対象機種の判定 | 〜15分 | 重量測定(バッテリーを含むか)・付属品の扱い | 精密秤(1g単位)を用意。メーカー公表値を確認。バッテリーは装着状態で計測する(国土交通省Q&Aより) |
| 2. DIPSアカウント作成 | 〜10分 | 本人確認書類(マイナンバーカード等)の準備 | マイナンバーカードまたは運転免許証を事前にスキャン/撮影しておく(DIPS公式ヘルプ) |
| 3. 申請書類の作成 | 〜20〜40分 | 「型式」「製造番号」「カテゴリー」の入力 | 機体本体・箱・取扱説明書に記載の情報を事前に控える。DJIの場合はアプリでシリアル番号を確認可能 |
| 4. 申請送信・審査 | 即日〜数日 | 入力誤りによる差戻し | 入力内容を2回以上チェック。特にシリアル番号は数字とアルファベットの誤認(0とO、1とI等)に注意 |
| 5. 登録識別符号の受領 | 承認後すぐ | メールの見落とし・迷惑メールフォルダに入る | ドメイン指定受信(@dips.mlit.go.jp)を設定(DIPS公式FAQ) |
| 6. 識別符号の貼付 | 〜30分 | 貼付場所・サイズ・耐久性 | ラベルライターまたは耐候性インクで印刷。機体の平らな面(上面がベスト)を選ぶ |
| 7. リモートID設定(該当機種) | 〜15分 | アプリ内設定の場所がわからない・ファームウェア未更新 | メーカーアプリを最新版に更新。機種ごとに設定パスが異なるため、取扱説明書を確認 |
(出典:国土交通省公式Q&A・DIPSヘルプ・ユーザー投稿の傾向を基に作成 / 2026年7月時点)
この表のポイントは「事前に準備しておくべきこと」です。これらを事前に揃えておけば、申請時に「あ、これ何だっけ?」と慌てることがなくなります。
申請後はリモートID設定もお忘れなく — 特にDJIユーザーは注意
登録識別符号が交付されたら、次はリモートIDの設定です。2022年6月以降、登録対象機種にはリモートIDの送信が義務化されています。
ここで多くのユーザーがつまずくのが、ファームウェアアップデートです。DJI製品の場合、リモートID機能はファームウェアアップデートで有効化される機種がほとんどです(DJI公式サポート情報より)。アップデートせずに飛行させると、リモートIDが送信されず、罰則の対象になりかねません。
具体的な手順(DJI製品の場合):
- DJI Flyアプリを最新バージョンにアップデート。
- 機体とアプリを接続し、ファームウェアアップデートがあれば実行。
- アプリの設定メニューから「リモートID」がオンになっていることを確認。
Autel RoboticsやSkydioなど他社製品も、同様にアプリ経由で設定が必要です。必ず取扱説明書で確認してください。
まとめ:ドローン登録システムは「準備」と「確認」が9割
ドローン登録システム(DIPS)の申請は、決して難しいものではありません。しかし、「事前準備をしないまま入力画面を開くと、そこで詰まる」 という構造になっています。
成功のための3つのポイント:
- 重量はバッテリー込みで測る — これが基本中の基本です。
- シリアル番号は「0」と「O」を特に注意 — 入力ミスが最も多いです。
- 識別符号は「見える場所」に「見えるサイズ」で — 視認性がすべてです。
もし「やっぱりよくわからない…」という場合は、国土交通省のDIPS公式サイト(https://www.dips.mlit.go.jp/)に詳しいヘルプやQ&Aが用意されています。また、申請そのものは有料ではありません(登録手数料は無料)。お金を払って代行業者に頼む前に、この記事を参考にぜひご自身でチャレンジしてみてください。
正しく登録して、安全で楽しいドローンライフを始めましょう!

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