ドローンを飛ばす前に必ずやらなきゃいけないのが「登録記号」の取得。DJI Mini 2を手に入れたけど「登録記号ってどこにあるの?」「シリアル番号と何が違うの?」「そもそもうちのMini 2って登録しなきゃダメなの?」——そんな疑問をお持ちの方へ。結論から言うと、DJI Mini 2は重量199gのため100g以上のドローンに該当し、登録義務の対象です。そして「登録記号」は機体に元々ついているシリアル番号とは全く別物で、国土交通省に申請して自分で取得するもの。この記事では、登録記号の取得方法はもちろん、上位記事にはほとんど書かれていない「3mmルール」などの物理的な表示基準や、申請時に混乱しがちな「型式名」の選び方まで、実践的に解説していきます。
DJI Mini 2は登録記号が必要?重量と法律の関係
まず最初に、DJI Mini 2が本当に登録記号の対象なのかを確認しておきましょう。
2022年6月の航空法改正により、100g以上の無人航空機はすべて登録義務の対象となりました(出典:e-GOV法令検索/航空法)。DJI Mini 2の本体重量は199g。しっかり100gを超えているので、登録記号の取得は絶対に必須です。
ここでよくある誤解が「249g未満だから登録不要」というもの。これはアメリカのFAAルールと混同しているケースが非常に多く、SNSや口コミサイトでも「Mini 2は軽いから登録いらないんじゃない?」という趣旨の投稿が複数見られましたが、日本国内ではまったくの誤りです。海外のルールと日本のルールは別物だと理解しておきましょう。
登録記号とシリアル番号の違い:ここが混同しがち
DJI Mini 2を手に取ると、バッテリー収納部に英数字のシリアル番号が刻印されています。ここで多くのユーザーが「これが登録記号かな?」と思ってしまうようです。
でも、全くの別物です。
| 項目 | 登録記号(Registration Mark) | シリアル番号 / 製造番号(S/N) |
|---|---|---|
| 発行者 | 国土交通省(DIPS) | DJI社(メーカー) |
| 入手タイミング | DIPSで登録申請し審査通過後 | 購入時から機体に割り振られている |
| フォーマット | 例:JP-XXXX-XXXX | 14桁の英数字(DJI Mini 2の場合) |
| 主な用途 | 法的な登録証明(飛行の条件) | 機体の個体識別・保証登録 |
| 表示ルール | 胴体の見える場所に3mm以上の文字で永久表示 | 表示義務なし |
つまり、シリアル番号は工場出荷時に決まった「機体の製造番号」であり、登録記号はあとから自分で取得する「ナンバープレート」のようなもの。シリアル番号を登録記号だと思って申請を進めると間違えるので、まずはこの違いをしっかり頭に入れておいてください。
登録記号の取得方法:DIPS申請の流れと型式名の選び方
登録記号を取得するには、国土交通省のドローン情報処理システム「DIPS」を使います。
流れは以下の通りです。
- DIPSにアクセスしてユーザー登録
- 機体情報を入力(製造者名・型式名・シリアル番号など)
- 手数料(1,450円) を納付
- 審査完了後、登録記号が発行される
ここで一つ落とし穴があります。それは「型式名」の選び方。DIPSの入力画面では製造者名や型式名をプルダウンから選ぶ方式なのですが、型式名は単に「Mini 2」ではなく、正確には 「DJI Mini 2」 や、場合によっては型番(CP.PT.00000135.01など)で登録されていることも。このあたりは実際に画面を見ながら慎重に選んでください(参考:えんた行政書士事務所の体験談、2024年5月)。
また、シリアル番号はバッテリーを外した収納部内側に刻印されている14桁の番号です。この番号を間違えると申請が通りません。文字が小さくて読み取りにくい場合は、スマホで拡大写真を撮って確認すると確実です。
登録記号が発行されたら:機体への表示ルール(3mmの壁)
登録記号が発行されたら、次は機体に表示しなければなりません。ここが多くの解説記事でスルーされているポイントです。
航空法施行規則(第二百三十六条の六)では、登録記号の表示について以下のように定められています。
- 文字の高さは3mm以上であること
- 機体の外部から見える場所に表示すること
- 取り外せない部分に表示すること(バッテリーカバーなどは不可)
- 耐久性のある方法で表示すること(インクジェット印刷した紙をセロテープで貼るだけでは不十分)
つまり、ただ「登録記号を書いた紙を貼ればOK」という話ではなく、文字の大きさが3mm以上あるかどうかが重要な基準になります。例えばラベルライターで「JP-XXXX-XXXX」と印字して貼る場合、多くのラベルライターは標準で文字サイズが2mm程度だったりするので、必ず3mm以上の設定にして印刷しましょう。
DJI Mini 2の本体は小さく、貼る場所にも困りますが、推奨されるのはバッテリー収納部の外側や、アームの上面など。シールを貼る前に、一度アルコールで脱脂しておくと長持ちします。アマゾンなどのレビューを見ると「シールが剥がれた」という不満も見られるので、耐久性の高いラベル(屋外用のもの)を選ぶのがおすすめです。
リモートIDの書き込みとDJI Flyアプリの役割
DJI Mini 2はリモートID内蔵型のドローンです。これは法律で義務化された「飛んでいる位置を発信する機能」が本体に最初から搭載されていることを意味します(出典:DJIサポート公式、2024年4月更新)。
ただし、このリモートIDが正しく作動するためには、DJI Flyアプリと機体を連携させ、アカウント情報を登録しておく必要があります。つまり、登録記号を取って表示するだけではなく、アプリ側でも設定を完了しておかないと、飛行中にリモートIDが発信されないという落とし穴があります。
DJI Mini 2を中古で購入した場合、前のオーナーのアカウント情報が残っているとバインド解除が必要になるケースも。この点は中古購入時の重要なチェックポイントです。
まとめ:登録記号を正しく取得して安心して空を飛ばそう
DJI Mini 2の登録記号について、シリアル番号との違いから表示ルール、アプリ設定まで解説してきました。
最後に、もう一度押さえておくべきポイントを整理します。
- DJI Mini 2(199g)は登録義務の対象です(100g以上)
- 登録記号はDIPSで自分で申請するもので、機体のシリアル番号とは別物
- 表示する文字は3mm以上、取り外せない部分に耐久性のある方法で
- リモートID発信のため、DJI Flyアプリでの設定も忘れずに
ドローンを飛ばす楽しさの前に、ルールを守ることは絶対条件。登録記号の表示ルールは細かくて面倒に感じるかもしれませんが、これをきちんとクリアすれば、あとは気持ちよくフライトを楽しめます。
ぜひこの記事を参考に、正しい登録記号の取得と表示を行って、安全で快適なドローンフライトをスタートさせてください。

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