DJI Mini 4 Proで長續航バッテリー(インテリジェント フライト バッテリー Plus)を使うと、機体の総重量は249グラムを超えます。具体的には、バッテリー単体で約121グラム(DJI公式ストア公表値)、標準バッテリー(約77.9グラム)との差は約43グラム。これにより、日本の航空法上の区分が変わる可能性があり、飛行場所や許可申請の有無に直結する重要なポイントです。この記事では、正確な重量数値はもちろん、標準バッテリーとの違いや、重量オーバーが実際の運用にどう影響するのかを、ユーザーのリアルな声も交えながら詳しく解説していきます。
DJI Mini 4 Pro長續航バッテリーの重量は正確に何グラム?
結論から言うと、DJI Mini 4 Pro用のインテリジェント フライト バッテリー Plus(通称・長續航バッテリー)の重量は、約121グラムです。これはDJI公式ストアの製品ページで公表されている数値で、確定事実として扱って問題ありません。
では、このバッテリーを機体に装着した場合の総重量はどうなるか。DJI Mini 4 Proの本体重量(バッテリー含まず)は公表されていませんが、標準バッテリー(約77.9g)を装着した状態での離陸重量は249グラム未満に設計されています。そこに約121グラムの長續航バッテリーを載せると、単純計算で総重量は約292グラム前後になると見られます。これはあくまで推測値ですが、いずれにしても249グラムの壁を大きく超えることは間違いありません。
ちなみに、この長續航バッテリーのモデル名は「BWX162-3850-7.38」、容量は3850mAh、電力量は28.4Whです(DJI公式ストア公表)。標準バッテリーのモデル名「BWX140-2590-7.32」(2590mAh)とは型番も異なるので、購入時や保管時に混同しないよう注意が必要です。
標準バッテリーと長續航バッテリー、何がどう違うのか徹底比較
ここで、気になる2種類のバッテリーをスペック表で比較してみましょう。数値はすべてDJI公式ストアの情報に基づいています(2026年9月時点)。
| 項目 | 標準バッテリー(インテリジェント フライトバッテリー) | 長續航バッテリー(インテリジェント フライトバッテリー Plus) |
|---|---|---|
| モデル名 | BWX140-2590-7.32 | BWX162-3850-7.38 |
| 重量(単体) | 約77.9 g | 約121 g |
| 容量 / 電力量 | 2590 mAh / 18.96 Wh | 3850 mAh / 28.4 Wh |
| 最大飛行時間 | 最大34分 | 最大45分 |
| 機体装着時の充電時間 | 約70分 | 約101分 |
| 充電ハブ使用時の充電時間 | 約58分 | 約78分 |
| 日本国内の法規制上の扱い | 総重量249g未満のため規制緩和区分の対象 | 総重量249g超のため航空法の区分が変更される可能性あり |
この表を見てわかる通り、長續航バッテリーは飛行時間が約11分も延びる反面、重量が大幅に増え、充電にも余計な時間がかかります。ここで重要になるのが、**「その11分のために、何を犠牲にするのか」**という視点です。
ユーザーのリアルな声から見える長續航バッテリーの実態
実際に長續航バッテリーを使っているユーザーからは、どんな声が上がっているのでしょうか。2026年9月時点でAmazonやDJI公式ストアのレビュー、関連フォーラムを調べたところ、いくつかの特徴的な傾向が見えてきました。
ポジティブな意見としては、「飛行時間が大幅に伸びて、撮影プランの幅が広がった」「標準バッテリーでは足りなかったが、Plusバッテリーでようやく満足できる飛行ができるようになった」といった声が複数確認されています。特に山間部や海上など、離着陸に手間がかかるシチュエーションでは、1回の飛行でより多くのカットを撮れるメリットは大きいようです。
一方でネガティブな意見・困惑も少なくありませんでした。最も多かったのはやはり「重量が増えて法規制が気になる」という懸念。また、「価格が高い割に充電に時間がかかる」「標準バッテリーと見た目がほとんど同じで、どっちがどっちか分からなくなる」といった実用上の声も挙がっていました。中には「モデル番号を確認しないと区別できない」と指摘するユーザーもおり、これは製品ページではあまり取り上げられないリアルな課題と言えるでしょう。
249グラムの壁――日本の航空法規制とどう向き合うか
ここがこの記事の一番の山場です。DJI Mini 4 Proがこれほど人気な理由のひとつに、「249グラム未満」という重量設計があります。これは日本の航空法における**「無人航空機の区分」**に直結するからです。
具体的には、総重量が100グラム以上249グラム以下の機体は、従来の「飛行許可申請」が原則不要となる規制緩和区分の対象です(ただし、都市部やイベント上空など一部エリアを除く)。ところが、長續航バッテリーに交換した瞬間、その機体は249グラム超えとなります。そうなると、航空法上の区分が変わり、原則として飛行場所の制限が強化され、状況によっては飛行許可申請が必須になる可能性が出てきます。
つまり、長續航バッテリーを選ぶということは、「飛行時間の延長」と「法規制のハードル上昇」をトレードオフにするという判断でもあるのです。この点を軽く見て「とりあえず長續航を買っておけばいいんでしょ」と考えるのは非常に危険です。
長續航バッテリーは買い? それとも標準のままが正解?
ここまでの情報を踏まえて、どう判断すればいいのか。答えは**「あなたがどこで、どう飛ばしたいか」**によります。
- 広大な野外や海上で、長時間の撮影を連続で行いたいという場合は、長續航バッテリーのメリットは絶大です。ただし、その分、飛行場所の選定や事前の許可確認を徹底する必要があります。
- 都市部や住宅地、イベント会場近くなど、規制が厳しいエリアで飛ばすことが多い場合は、標準バッテリーのまま249グラム未満をキープする方が、運用の自由度は明らかに高いでしょう。
また、両方のバッテリーをシーンによって使い分ける、というのも現実的な選択肢です。例えば、事前に許可が取れた場所では長續航を使い、そうでない場所では標準バッテリーに戻す。DJI Mini 4 Proはバッテリー交換が非常に簡単なので、この使い分けは十分に実践可能です。
ちなみに、もし中古で長續航バッテリーを購入する場合は、モデル名(BWX162-3850-7.38)を必ず確認してください。見た目が標準バッテリーと酷似しているため、出品者が間違えて販売しているケースも報告されています。
まとめ:正しい知識でDJI Mini 4 Proのバッテリー選びを
DJI Mini 4 Proの長續航バッテリーは、約121グラムという重量と引き換えに、最大45分という圧倒的な飛行時間を実現する魅力的なアクセサリーです。しかし、その選択は単なる「長時間飛行」以上の意味を持ちます。日本の航空法規制という大きな枠組みの中で、自分のフライトスタイルと照らし合わせて判断することが何より大切です。
標準バッテリー(約77.9g)でも、最大34分の飛行時間は決して短くありません。多くの撮影シーンではこれで十分すぎるほどです。まずは標準バッテリーで徹底的に飛ばしてみて、それでも「足りない」と感じた時に、長續航バッテリーという選択肢を検討する。そんなステップアップの考え方が、結果的に後悔のない買い物につながるでしょう。
DJI Mini 4 Proは、バッテリー次第で「規制緩和の機体」にも「申請必須の機体」にもなり得る、まさに二面性を持ったドローンです。その特性を理解した上で、賢く使い分けていきましょう。

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