「DJI Mini 4 Pro、買おうか迷ってるんだけど、Fly Moreコンボにしたほうがいいのかな……」。
ドローンの購入を検討し始めると、必ずぶち当たるのがこの選択です。単体で買うか、それともバッテリーやケースがセットになった「Fly More」を選ぶか。ネット上のレビューをあれこれ見ても、「絶対Fly Moreがお得!」「いや、単体で十分」と意見が割れていて、かえって混乱してしまう人も少なくありません。
結論から言います。この選択で本当に後悔するのは、「何も考えずにFly Moreを買う人」と「何も考えずに単体を買う人」です。
大事なのは、自分の使い方に合わせて正しく選ぶこと。この記事では、実際のユーザーの声や、パッケージに含まれるもの・含まれないものまで徹底的に調べた独自の視点をもとに、Fly Moreが本当に向いている人・向いていない人をハッキリさせていきます。
DJI Mini 4 Proの「Fly Moreコンボ」ってそもそも何が入ってるの?
まずは基本のおさらいです。DJI Mini 4 Pro Fly Moreコンボには、以下のものが標準で同梱されています(DJI公式サイトの同梱物リストに基づきます、2023年発売時点の仕様です)。
- DJI Mini 4 Pro本体(単体販売と同じもの)
- DJI RC 2またはDJI RC-N2のプロポ(送信機)
- インテリジェントフライトバッテリー(標準) × 3個
- 充電ハブ(バッテリーをまとめて充電できる)
- 専用キャリングケース
- 予備プロペラ × 2セット(片側2枚ずつ、合計4枚)
- USB-Cケーブル
- 各種マニュアル類
パッと見ると「バッテリーが3個もついて、ケースまで付いてくるなんて、絶対お得じゃん!」と思うでしょう。しかし、ここで一つ、多くのブログやレビューがスルーしている重大なポイントがあります。
それは、ACアダプター(いわゆる「充電器」)が付属していないということです。
DJI公式サイトの同梱物リストを確認すると、USB-Cケーブルは含まれていても、「USB-C電源アダプター」の記載は見当たりません(出典:DJI Mini 4 Pro製品ページ・同梱物セクション)。つまり、充電ハブにバッテリー3本をセットして充電したい場合、別途「DJI 65W ポータブルチャージャー」などの急速充電対応アダプターを買わなければならないんです。この点を理解せずにFly Moreを買うと、「届いたはいいけど充電できなくて飛ばせない…」という事態になりかねません。
ユーザーのリアルな声:「バッテリー3本、実際どうなの?」
X(旧Twitter)や価格.comのレビュー、Yahoo!知恵袋などを調べてみると、Fly Moreを実際に使っているユーザーの声は、ポジティブなものとネガティブなものにっきり分かれていました(2026年6月時点での調査結果です)。
ポジティブな声の傾向
「バッテリーが3本あることで、撮影チャンスを逃さなくなった」「充電のストレスがなくなり、1日中フィールドで撮影し続けられる」といった意見が多数見られました。特に山間部や海辺など、電源が確保しにくい場所で撮影するユーザーからは、「これがないと逆に不安」という強い支持が寄せられています。
ネガティブな声・不満の傾向
一方で、「キャリングケースがファスナー式で開け閉めが面倒」「ケースが意外と大きくて、ポケットには入らない。カバンの中でかさばる」といった運用上の不満が複数確認されています。また、「そもそもバッテリー3本もいらない。1回の外出で2本も使わない」という意見も少なくありません。
上位記事が触れていないリアルな論点
さらに掘り下げると、以下のような声も見つかりました。
- 「付属の予備プロペラは何セット入ってるの?」という細かい疑問。
- 「充電ハブを使って毎回3本同時に充電すると、バッテリーの寿命が早く縮まないか心配」という不安。
いずれも、スペック表だけを見ている記事には絶対に書かれていない、生のユーザー視点の論点です。
ここが違う!Fly Moreと「単体+別途購入」を徹底比較
では、ここで独自の比較表を用意しました。よくある「単体+バッテリー単品価格」の単純な足し算ではなく、「初回開封時・導入直後の手間」と「トータルコスト」 の両面から比較してみます。
| 比較項目 | Fly Moreコンボ(一括購入) | 単体+別途バッテリー調達 | 備考・出典 |
|---|---|---|---|
| 初回同梱バッテリー数 | 3個(標準バッテリー) | 1個(標準バッテリー) | DJI公式スペック(2023年発売) |
| 初回開封時の充電工数 | バッテリー3本を充電ハブにセット。ただし、急速充電器は別売のため、付属のUSB-Cケーブルのみでは満充電に長時間かかる。 | バッテリー1本だけを充電すれば最低限飛行可能。手持ちのスマホ用急速充電器が使える場合が多い。 | DJI公式同梱物リスト・ユーザー実体験より |
| 持ち運びケース | 専用キャリングケース付属(外形は大きめ)。 | 別途購入必須(例:DJIショルダーバッグ)。 | 製品同梱リスト |
| 即日飛行までの「壁」 | 充電器を別途買いに行く手間が発生する可能性が高い。 | 最低限の充電は手持ちの機器で賄えるため、開封即飛行がしやすい。 | Amazon・価格.comのレビュー傾向 |
| 合計購入コスト(2026年6月時点・目安) | 約15万〜16万円前後。 | 本体(約13万円)+標準バッテリー単品(約1.3万円)+ケース(約5千円)=約14.8万円前後。 | 主要ECサイト(価格.com参照) |
この表からわかること。単純な金額だけで言えば、バッテリーとケースを別で揃えても、実はFly Moreとそこまで変わりません。むしろ、Fly Moreを買ったあとに「別売の急速充電器(DJI 65W ポータブルチャージャーなど、約1万円)」を追加購入すると、トータルコストは単体ルートを大きく上回ります。
つまり、Fly Moreの「お得感」は、あくまで「すでに急速充電器を持っている人」か「そもそも3本のバッテリーを一度にフル充電する必要がない人」にしか当てはまらないのです。
そもそも「バッテリー3本」は過剰なのか?
ここまで読んで、「じゃあFly Moreは要らないってこと?」と思うかもしれません。いえ、そうとも限りません。
Fly Moreが「最高の選択」になる人
- アウトドア撮影がメインで、電源が取れない場所に長時間滞在する人。
- 動画撮影を仕事や本格的な趣味にしており、シャッターチャンスを一秒たりとも逃したくない人。
- そもそも急速充電器(USB PD対応65W以上)をすでに持っている人。
これらのユーザーにとって、バッテリー3本は「安心」そのものです。実際に、X上でも「Mini 4 Proの真価はFly Moreで発揮される」という趣旨の投稿が複数見受けられました。
Fly Moreが「無駄になる」人
- 街中や近所の公園で、ちょっとした空撮を楽しむ程度の人。
- 機材の持ち運びをできるだけコンパクトにしたい人(付属ケースは結構かさばります)。
- コストを抑えたい学生やライトユーザー。
こうした人にとって、バッテリー3本は「持て余す」だけでなく、充電ハブや大きなケースが邪魔になることもあります。価格.comのレビューにも「バッテリー1本あれば十分だった。余った分は売った」という趣旨の投稿が確認されています。
知っておきたい「充電ハブ」の隠れた便利機能
ここで、上位記事がほとんど触れていない、充電ハブの「裏技」的な機能を一つ紹介しておきます。
Fly Moreに付属する充電ハブ(型番は公式には明記されていませんが、DJI Mini 4 Pro専用ハブ)には、パワーバンク機能が搭載されています。つまり、ドローンのバッテリーをスマートフォンやその他のUSB機器に給電するために使えるんです。
登山やキャンプなどでスマホのバッテリーが減ってきたとき、ドローンのバッテリーが「予備電源」になるというわけです。これは公式スペックにも明記されていますが、実際のレビューで言及されることはほとんどありません。この機能を活用するなら、バッテリーが3本あるというのは単なる「飛行時間」以上の価値を持ちます。
結局、DJI Mini 4 Pro Fly Moreは買いなのか?
最終的に、あなたが取るべき判断基準をまとめます。
「買い」= すでにUSB PD対応の急速充電器を持っていて、かつ1回の外出で1時間以上飛ばすことが日常的にある人。 この条件に当てはまるなら、迷わずFly Moreを選びましょう。後からバッテリーを買い足すよりも、ケースや充電ハブが最初から揃っている方が結果的に安く上がります。
「買わなくていい」= 急速充電器を別途買う予算がない、またはカバンの中のスペースを極限まで減らしたい人。 この場合は、まずは単体で購入し、どうしても足りないと感じてからバッテリーだけを追加する方が、無駄がなく賢い選択です。
どちらの選択にしても、「付属品だけで全てが完結する」と思い込まないことが後悔を防ぐ最大のポイントです。特にACアダプターが別売りという事実は、購入前に必ず頭に入れておいてください。
DJI Mini 4 Proは、その軽量ボディと高性能カメラで、間違いなく素晴らしい機体です。だからこそ、自分に合ったパッケージを選んで、ストレスなく空撮ライフをスタートさせましょう。

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