DJI Mini 3の動作が不安定になったり、中古で売却する前にデータを完全に消去したい――そんなときに必要なのが「工場出荷時リセット」です。
この記事では、リセットの具体的な手順に加えて、リセット後に必ず行うべきコントローラーとの再ペアリング方法までをまとめて解説します。実はリセット自体より、その後に「ドローンとコントローラーが繋がらなくなった」というトラブルに直面するユーザーが少なくありません(DJI公式フォーラム上のユーザー報告より、2024年12月頃)。この記事を最後まで読めば、リセットを実行してから「さて、どうやって飛ばせる状態に戻すの?」という次の疑問まで解決できます。
DJI Mini 3の工場出荷時リセットは主に2つの方法がある
DJI Mini 3を初期状態に戻す方法は、大きく分けてスマートフォンアプリ(DJI Fly)を使う方法とPCソフト(DJI Assistant 2)を使う方法の2つです。
どちらも公式の手法で、目的や状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
アプリ(DJI Fly)でリセットする手順
まずは最も手軽な、DJI Flyアプリを使ったリセット方法から見ていきましょう。
ドローンとコントローラーを接続し、スマートフォンでDJI Flyを開いてください。
- 画面右下の「プロファイル」アイコンをタップする
- 表示されたメニューから「設定」を選択する
- 設定画面の一番下までスクロールし、「詳細」をタップする
- 「全ての設定をリセット」または「全データ消去」を選ぶ
ここで注意したいのが、この2つの違いです。
「全ての設定をリセット」は、飛行設定やカメラ設定など各種設定値を初期値に戻すだけです。撮影した写真や動画、機内に保存されたデータはそのまま残ります。
一方の「全データ消去」は、設定に加えて内部ストレージのデータ(写真・動画・ログなど)も含めてすべて削除します。中古で売却する前や、どうしても動作が安定しない場合には「全データ消去」を選ぶと良いでしょう(DJI公式サポート、2026年9月確認)。
操作はとてもシンプルで、初めての方でも迷うことはないはずです。
PCソフト(DJI Assistant 2)でより確実にリセットする方法
アプリが正常に起動しない場合や、ファームウェアに深刻な異常が疑われる場合には、PC用のソフト「DJI Assistant 2」を使う方法が有効です。これは、ファームウェアを再書き込みすることで実質的に最も完全な初期状態に戻す手法で、DJI Mini 3のリセット手段としては最終的な頼りになります。
手順は次のとおりです。
- PCに「DJI Assistant 2」をインストールする(DJI公式サイトから無料ダウンロード可能)
- DJI Mini 3の電源を入れ、付属のUSB-CケーブルでPCと接続する
- ソフトを起動し、画面の指示に従ってドローンを認識させる
- 「ファームウェア更新」メニューから「更新」または「リフレッシュ」を実行する
この操作を行うと、機体のファームウェアが最新版(または工場出荷相当の状態)に上書きされ、内部の設定もまっさらになります。
DJI Assistant 2は、DJI Flyアプリでは対応しきれない深度のリセットが可能で、特にアプリがクラッシュして設定画面に入れないといった緊急時に重宝します。PCとケーブルさえあれば実行できるので、覚えておいて損はありません。
リセット後に絶対にやること:ペアリング(再リンク)のやり方
ここがこの記事の最大のポイントです。
リセットが完了したら、ほとんどのケースでドローンとコントローラーのペアリング(リンク)が解除されています。この状態でいきなり飛ばそうとしても、「接続できません」というエラーに見舞われるだけです。
DJI Mini 3で再ペアリングを行う手順は以下の通りです。
- ドローンの電源を入れる(バッテリー残量は50%以上を推奨)
- コントローラーの電源を入れる
- DJI Flyアプリを起動する
- アプリ内の「接続ガイド」または「ペアリング」メニューを開く
- 画面の指示に従って、ドローンの電源ボタンを長押しする(機体がペアリングモードに入ります)
- コントローラーとドローンが自動的に認識し合い、リンクが確立される
このとき、お使いのコントローラーが**DJI RC(ディスプレイ内蔵タイプ)** か、DJI RC-N1(スマートフォンを装着するタイプ) かによってアプリ上の表示が若干異なることがありますが、基本的な流れは同じです。
もしペアリングがうまくいかない場合は、ドローンとコントローラーを再起動してからもう一度試してみてください。DJI公式フォーラムでも、この再起動で解決したという報告が複数見られました(2024年12月頃のスレッドより)。
「全ての設定をリセット」と「全データ消去」、どっちを選べばいいの?
先ほど簡単に触れましたが、この2つの違いで悩む方は非常に多いです。ここで改めて整理しておきましょう。
- 全ての設定をリセット:設定値だけが初期化されます。写真や動画はそのまま。
- 全データ消去:設定+内部ストレージの全データが消去されます。まさに「工場出荷時」の状態に戻ります。
もし「動作が少しおかしいから設定を戻したい」というだけなら、前者で十分です。
一方で「人に譲る前に個人情報を完全に消したい」「ファームウェア更新後にエラーが多発してどうにもならない」というケースでは、後者の「全データ消去」を選ぶことをおすすめします。
どちらを選ぶにしても、大事な写真や動画は事前にPCやスマートフォンへバックアップするのを忘れないでください。リセット後に「あっ!」と気づいても、取り返しはつきません。
リセット前に確認しておきたい3つのポイント
リセット作業を始める前に、以下の点をチェックしておくとスムーズです。
- バッテリー残量は50%以上あるか:リセットやファームウェアの再書き込み中にバッテリーが切れると、最悪の場合ドローンが起動しなくなるリスクがあります。
- 大事なデータはバックアップ済みか:特に「全データ消去」を選ぶ場合は、内部ストレージの写真・動画を必ず外部に保存してください。
- DJI Flyアプリは最新版か:古いバージョンのアプリだと、リセット機能が正しく表示されないことがあります。アプリストアで最新版にアップデートしてから始めましょう。
まとめ:リセット+ペアリングでDJI Mini 3を完璧に初期化しよう
DJI Mini 3の工場出荷時リセットは、DJI Flyアプリから簡単に行えるものの、本当のゴールはリセット後のペアリングまで完了させることです。
この記事では、アプリを使った通常のリセット方法に加え、PC用のDJI Assistant 2を使ったより確実な手法、さらにリセット後に必ず必要になるコントローラーとの再リンク手順までを一貫して解説しました。
リセットそのものは数分で終わりますが、ペアリングがうまくいかないと「直ったはずなのに飛ばせない」というストレスが残ります。ぜひこの記事の手順を参考に、最後のペアリングまでスムーズに完了させてください。
もし何度試してもリンクしない場合や、エラーが解消されない場合は、DJIサポートへの問い合わせも検討しましょう。

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