DJI Mini 4 Proをお使いの方で、「Wi-Fiパスワードが違うと言われて接続できない」「QuickTransferがうまく動かない」「そもそもWi-Fiのパスワードって何を入れればいいの?」といった悩みを抱えていませんか?
まず最初に、最も重要な結論からお伝えします。DJI Mini 4 ProのWi-Fi接続に関する最大のリスクは、実は「パスワードの入力ミス」ではなく、2026年8月22日に公表されたセキュリティ脆弱性(CVE-2026-77812)にあります。 この脆弱性は、ドローンのQuickTransferモード時などに、Wi-Fiの認証情報(SSIDとパスワード)がBLE通信で暗号化されずに送信されてしまうというものです。つまり、攻撃者が近くにいるだけで、あなたのWi-Fiパスワードが傍受される可能性があるのです。
この問題はドローンのファームウェアアップデートで修正される可能性が高いですが、現時点ではユーザー自身ができる対策を取ることが不可欠です。本記事では、この最新のセキュリティリスクを中心に、DJI Mini 4 ProのWi-Fi接続で直面する具体的なトラブル(パスワード不一致問題やネットワーク非表示問題)の原因と解決策を、実際のユーザーフォーラムの声や公式情報をもとに徹底解説します。
DJI Mini 4 ProのWi-Fi接続でまず知っておくべき「二つのパスワード」の違い
DJI Mini 4 Proの話題で「Wi-Fiパスワード」と言うとき、実はまったく異なる二つの意味が存在します。これを混同していると、設定のたびに混乱する原因になります。まずはこの二つをはっきり区別しましょう。
一つ目は、DJI RC 2コントローラーをインターネットに接続するための「自宅ルーターのWi-Fiパスワード」 です。これはコントローラーのシステム設定から入力するもので、ファームウェアのアップデートや飛行マップのダウンロードに使われます。
二つ目は、ドローン本体が発信するWi-Fiネットワーク(QuickTransfer用など)に接続するための「ドローン側のWi-Fiパスワード」 です。スマートフォンでドローンの映像を転送する際などに使われるもので、こちらはDJI Flyアプリが自動的に管理します。
多くのユーザーが「Wi-Fiパスワードを入力してもつながらない」と悩むケースでは、この二つのうちどちらを指しているのかが曖昧になっていることが多いです。特にQuickTransfer機能を使うときは、自宅ルーターのパスワードではなく、ドローンが一時的に作るWi-Fiネットワークのパスワードが求められる点に注意してください。
直近で報告されたDJI Mini 4 ProのWi-Fiセキュリティ脆弱性(CVE-2026-77812)とは
ここで、冒頭にも触れた2026年8月の重大なニュースを改めて詳しく見ていきましょう。
2026年8月22日、DJI Mini 4 Proを含む複数のDJI製ドローンに、BLE通信を介したWi-Fi認証情報の漏洩リスクが存在することが公表されました(Secualive、2026年8月)。この脆弱性(CVE-2026-77812)は、QuickTransferモードが有効な状態で、ドローンがスマートフォンとペアリングする際に発生します。本来であれば暗号化されるべきWi-FiのSSIDとパスワードが、平文に近い状態で送信されてしまうため、BLEの通信範囲(おおよそ数十メートル以内)にいる第三者にその情報を傍受される可能性があるのです。
この情報は極めて新しいため、2026年8月末時点で一般的なドローンハウツーサイトや解説記事に反映されていることはほぼありません。つまり、このリスクについて知っているだけで、あなたはすでに多くのユーザーより一歩先を行っていると言えます。
では、具体的にどのような対策が考えられるのでしょうか。現時点で公式な恒久的な修正パッチは発表されていませんが、ユーザーが取れる予防策はいくつかあります。
まず、DJI Flyアプリとドローンのファームウェアを常に最新の状態に保つことが最も重要です。DJIがこの脆弱性を認識し、修正ファームウェアをリリースした場合、アップデートを適用することでリスクを軽減できます。次に、QuickTransfer機能を使わないときは、ドローンのWi-Fi機能をオフにする習慣をつけましょう。設定メニューからWi-Fiを無効にしておけば、不要なBLE通信が発生するリスクを減らせます。また、公共の場所や人が多い場所でのQuickTransfer利用は避けるのが賢明です。自宅など、信頼できる環境でのみ使用するように心がけてください。
実際にユーザーが直面する「パスワードが違う」問題の原因と解決フロー
フォーラムでの調査(DJI Forum、2026年8月確認)によると、DJI Mini 4 Proのユーザーが最も頻繁に遭遇するトラブルの一つが、「QuickTransferで表示されるパスワードと実際のパスワードが違う」という問題です。
あるユーザーは、DJI Flyアプリが表示するWi-Fiパスワードをそのまま入力しても接続できないと訴えていました。また別のユーザーは、コントローラーのWi-Fi設定画面で自宅のネットワーク自体が見つからないと報告しています。
これらの問題には、いくつかの共通した原因と解決策があります。
問題1:QuickTransfer時のパスワード不一致
原因:一時的なアプリとドローンの通信エラー、または過去に接続した際の情報がスマートフォンにキャッシュとして残っていることが主な原因です。
解決策(優先順位順):
- DJI Flyアプリの指示に従う:パスワードを手動で入力・修正しようとせず、アプリの案内に沿って接続を試みてください。DJI公式フォーラムのサポート回答でも、手動編集は非推奨とされています。
- スマートフォンのWi-Fi設定で「このネットワークを忘れる」:Wi-Fiリストに表示されている「DJI-MINI-4-PRO-XXXX」のようなネットワークを選択し、「このネットワークを忘れる」を実行します。その後、再度アプリからQuickTransferを開始し、新たに接続をやり直します。
- アプリや端末の再起動:DJI Flyアプリ、スマートフォン、そしてドローン本体をそれぞれ再起動してみてください。一時的な不具合が解消されることがあります。
問題2:DJI RC 2でWi-Fiネットワークが見つからない
原因:コントローラーのWi-Fi機能がオフになっていることが大半です。初期設定や機内モードの影響で、Wi-Fiが無効になっているケースが非常に多く見られます。
解決策:
- コントローラーの画面上部から2回スワイプダウンして設定メニューを開きます。
- Wi-Fiアイコンを長押しするか、設定アイコン(歯車マーク)から「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」と進みます。
- 画面上部の「Wi-Fiを使用する」トグルスイッチがオンになっていることを確認してください。これがオフのままだと、どんなに周囲にネットワークがあってもリストに表示されません。
ちなみに、DJI Mini 4 ProのWi-Fi規格はWi-Fi 5(802.11ac)に対応しており(IOT Wiki、2024年10月)、一般的な家庭用ルーターとの互換性は十分に高いです。それでも接続できない場合は、上記の基本設定を見直すところから始めましょう。
セキュリティを意識したWi-Fiパスワード管理のポイント
脆弱性の話題が出たところで、日頃から実践しておきたいWi-Fiパスワード管理の基本についても触れておきます。
DJI RC 2コントローラーには、自宅ルーターのWi-Fiパスワードを保存する機能があります。これは便利な反面、パスワードが端末内に保持されることに不安を感じるユーザーもいるでしょう。もし気になるようであれば、使用後はこまめにWi-Fi設定からネットワークを「忘れる」ことで、パスワードが残らないようにすることも可能です。
また、公共の場でドローンを運用する際には、不審なBLE通信が周囲にないか注意を払うことも、脆弱性対策の一環として有効です。ドローンのファームウェアアップデートは常に最新を保ち、セキュリティパッチが提供されたらすぐに適用する習慣をつけましょう。
DJI Mini 4 Proを快適かつ安全に使い続けるために
今回は、DJI Mini 4 ProのWi-Fiパスワードに関連する「二つのパスワードの区別」「最新のセキュリティ脆弱性」「具体的なトラブル解決法」を中心にお伝えしました。
最後にもう一度、重要なポイントを整理しておきます。
- Wi-Fiパスワードには「自宅ルーター用」と「ドローン発信用」の二種類があることを理解し、場面に応じて正しいパスワードを入力しましょう。
- 2026年8月に公表された脆弱性(CVE-2026-77812) は、放置するとパスワードが傍受されるリスクがあります。ファームウェア更新とWi-Fiオフ運用を徹底してください。
- QuickTransferでパスワードエラーが出たら、手動編集はせず、アプリの指示に従うか「ネットワークを忘れる」 ことで大半は解決します。
- DJI RC 2でWi-Fiが見つからないときは、まずWi-Fi機能がオンになっているか確認しましょう。これが最もシンプルで効果的な対策です。
これらのポイントを押さえておけば、DJI Mini 4 ProのWi-Fi関連のトラブルに振り回されることは格段に減るはずです。ぜひ今日から実践して、安全で快適なドローンライフをお楽しみください。

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