DJI Mini 4 Proを持っているあなた。「もっと没入感のある飛行を楽しみたい」「Goggles N3が安いし、これでいけるんじゃないか?」そう思ってこの記事にたどり着いたんですよね。
結論から言います。DJI Goggles N3はDJI Mini 4 Proでは使えません。 これはDJI公式の互換性リストで明確に「非互換(×)」と明記されている確定事実です(DJIサポート互換性リスト、2025年8月時点)。この記事では、なぜ使えないのか、じゃあ何を買えばいいのか、Goggles 3との違いは何なのかを、公式情報をもとに徹底的に整理していきます。
DJI Mini 4 ProとGoggles N3の互換性は公式で明確に「非対応」
まず一番大事なところから。
DJIが公開している「航拍无人机搭配 DJI 飞行眼镜及穿越摇杆兼容情况」という公式互換性リストによると、DJI Mini 4 ProにDJI Goggles N3を組み合わせた場合の互換性は「×」、つまり非対応です。これは意見や予測ではなく、メーカー公式の見解です。
2024年11月にGoggles N3が発表・発売された直後から「Mini 4 Proでも使えるのでは?」という声がSNSやQ&Aサイトで多く見られました。しかし公式見解は一貫して非互換。一部の販売サイトやフォーラムで錯綜していた情報も、公式リストでようやく決着がついた形です。もしGoggles N3をMini 4 Proのために購入しようとしているなら、すぐにその計画は見直したほうがいいでしょう。
そもそもGoggles N3は誰のために作られた製品なのか
DJI Goggles N3は、エントリー層向けのFPVゴーグルとして設計されています。公式スペックを見ると、重量はバッテリー込みで536g、画面は3.5インチで解像度1920×1080、リフレッシュレート60Hz、O4映像伝送システムを搭載(DJI公式スペック、2024年11月発表)。
そしてこのGoggles N3が公式にサポートしているのは、主に**DJI NeoとDJI Avata 2**です。つまりGoggles N3は、どちらかというと気軽にFPV体験を始めたい人や、Avata 2のようなシネマティックなドローンとの組み合わせを想定して作られた製品。Mini 4 Proは航拍(エアリアルフォトグラフィー)がメインの機体で、FPVゴーグルを使った飛行はあくまで「おまけ」的な位置づけなんですね。
だからこそ、互換性にも制限がかかっているわけです。
Mini 4 ProでFPVを楽しむにはGoggles 3が必須
では、「Mini 4 ProでFPV体験をしたいならどうすればいいの?」という話になります。
これも公式互換性リストで明らかになっています。DJI Mini 4 Proと互換性があるFPVゴーグルは、現時点ではDJI Goggles 3のみです。
ただしここで注意点があります。Goggles 3を接続しても、Mini 4 Proのすべての機能が使えるわけではありません。公式情報によると、Goggles 3使用時には以下の制限がかかります。
- スマートフォロー(被写体追従機能)
- ウェイポイント(事前設定した経路を自動飛行させる機能)
- マスターショット(自動撮影演出機能)
といったスマート機能がすべて非対応になります。また撮影モードも「シングルショット(1200万画素)」と「ノーマル動画(4K/60fps、1080p/60fps)」に制限されます。
つまり、Goggles 3を買えばMini 4 ProでFPV飛行はできるけど、普段使いしているおまかせ撮影機能は一切使えなくなる、と。このトレードオフはしっかり頭に入れておく必要があります。
Goggles N3とGoggles 3、何が違うのか比較してみた
ここで、Goggles N3とGoggles 3の違いを整理しておきましょう。両方ともMini 4 Proで使いたい人が検討する製品ですが、互換性がまったく違います。
| 項目 | DJI Goggles N3 | DJI Goggles 3 |
|---|---|---|
| Mini 4 Proとの互換性 | 非互換(✕) | 互換(◯) |
| Mini 4 Pro使用時の機能制限 | 使用不可 | スマート機能非対応、撮影モード制限あり |
| ヘッドトラッキング | 非対応 | 対応(DJI RC Motion 3使用時) |
| Real View(実景表示) | 非対応 | 対応 |
| 視度調整 | 非対応 | 対応 |
| メガネ対応 | 対応(装着したまま使用可) | 非対応(別途レンズが必要な場合あり) |
| 価格(目安・税込) | 約34,320円 | 約77,000円前後 |
(出典:DJI公式スペック・サポート情報をもとに作成)
この表を見ると一目瞭然です。Goggles N3は圧倒的に安くてメガネ対応というメリットがあるけど、Mini 4 Proではそもそも使えない。Goggles 3は高いしメガネ対応じゃないけど、Mini 4 ProでFPVを楽しむための唯一の公式ルート。そしてどちらを選んでも、Mini 4 Proのフル機能が使えるわけではないという現実があります。
「じゃあどうすればいいの?」購入判断のフローチャート
ここまで読んで、あなたの頭の中はこうなっているはずです。「じゃあ俺はどうすればいいんだよ。」
シンプルに考えましょう。
① Mini 4 Proで絶対にFPVをやりたい場合
→ Goggles 3を購入するしかありません。高いけど、これが唯一の公式な手段です。ただしスマート機能が使えなくなることは覚悟してください。撮影がメインの人は、この制限が結構痛いかもしれません。
② FPV体験自体が目的で、Mini 4 Proにこだわらない場合
→ Goggles N3とAvata 2やNeoをセットで購入するほうが幸せになれるでしょう。もともとGoggles N3はそういう用途で作られた製品です。
③ 予算を抑えたい、かつメガネをかけてるからN3が魅力的だった場合
→ 残念ながらMini 4 Proでは選択肢になりません。Goggles 3にするか、あるいはFPVは諦めてスマートフォンやRC-N2コントローラーでの飛行を楽しむのが現実的です。
④ どうしてもN3をMini 4 Proで使いたいと粘る場合
→ 今のところ公式対応の見込みはありません。ファームウェアアップデートで将来対応する可能性についても、DJIからは一切アナウンスされていません。「もしかしたら」に期待するより、確実な選択肢を選んだほうが結果的に安上がりです。
Goggles N3は「買ってはいけない」わけじゃない
ここまでGoggles N3がMini 4 Proで使えないことを強調してきましたが、だからといってGoggles N3が悪い製品というわけではまったくありません。
実際、DJI NeoやDJI Avata 2との組み合わせでは非常にコスパの高いFPVゴーグルです。メガネをかけたまま使える点や、エントリーモデルながらO4映像伝送システムを搭載している点は大きな魅力。価格も約34,320円と、FPVゴーグルとしてはかなり手が届きやすい水準です。
つまりGoggles N3は、「Mini 4 Proユーザーが買うべき製品ではない」というだけで、「誰にとっても買ってはいけない製品」では決してないんですね。
まとめ:Mini 4 ProでFPVをやるならGoggles 3一択。N3は諦めよう。
改めて結論を書きます。
DJI Goggles N3はDJI Mini 4 Proでは使えません。 DJI公式がそう言っています。この事実は2025年8月時点で確定しています。
もしMini 4 ProでFPV飛行を楽しみたいなら、DJI Goggles 3を購入するしか公式ルートはありません。ただしその場合でも、スマートフォローやウェイポイント、マスターショットといった便利機能はすべて使えなくなります。その制限を受け入れられるかどうかが、購入判断の分かれ目です。
Goggles N3が気になっていた人にとっては残念な結果かもしれません。でも、非互換だとわかった上で無理に買って「繋がらなかった」となるのはもっと悲しい。この記事が、あなたの無駄遣いを防ぐ一助になれば幸いです。
どうしてもFPV体験がしたいなら、Mini 4 ProをGoggles 3で飛ばすか、いっそAvata 2やNeoとセットでGoggles N3を楽しむ道を検討してみてください。どちらにせよ、自分の用途と予算に合った選択をするのが一番です。

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