「DJI Mini 4 ProのNight Modeって、実際どのくらい使えるの?」「暗い場所でもちゃんと撮れるの?」——こんな疑問を持っているあなたに、はっきりお伝えします。DJI Mini 4 ProのNight Modeは、設定を適切に選べばSNS投稿や個人作品として十分満足できる映像を撮れます。ただし、ノイズとの戦いであり、後継機であるMini 5 Proとは「明るさ」と「画質のクリーンさ」でまったく異なるキャラクターを持っています。
この記事では、上位記事にはない具体的な設定値や実ユーザーの生の声、そして2025年9月に発売されたMini 5 Proとの比較を交えながら、Mini 4 Pro Night Modeの本当の実力と、その活かし方を徹底解説します。
DJI Mini 4 Pro Night Modeとは?基本スペックと機能のおさらい
DJI Mini 4 Proは、1/1.3インチCMOSセンサー(有効画素数4800万画素)とf/1.7の明るいレンズを搭載した軽量ドローンです。このセンサーとレンズの組み合わせが、暗所での映像撮影を支える土台になっています。
Night Modeは、このハードウェア性能を活かして夜間や薄暗い環境でもより明るくクリアな映像を記録するための専用モードです。対応解像度は4K/60FPSまでで、シャッタースピードやISO感度を自動調整しながら、ノイズを抑えた映像を目指す設計になっています。
ただし、ここで一つ押さえておきたいのが、このNight Modeはあくまで「専用モード」であり、後継機のMini 5 Proにはこのモードが存在しないという点です(MavicPilotsフォーラムでのユーザー報告、2025年11月)。この事実だけでも、両機種の夜間撮影に対するアプローチの違いが感じられますね。
ユーザーのリアルな声:Night Modeへの評価はなぜ二分するのか
実際にMini 4 Proを使っているユーザーたちは、Night Modeをどう評価しているのでしょうか。2026年8月時点で、日本語・英語のフォーラム(Grey Arrows Drone Club UK、MavicPilots、DJI Forumなど)に寄せられた声を集計してみました。
ポジティブな評価(確認できた件数:約4件)
Night Modeを使うことで、肉眼ではほとんど見えないような暗所でも、予想以上の明るさとディテールが得られるという声がありました。特に都市部の夜景撮影では「思っていたより使える」との評価が目立ちます。
ネガティブな評価・悩み(確認できた件数:約6件)
一方で、次のような不満や疑問が多く寄せられています。
- 「Night Modeで撮ってもノイズが気になる」
- 「どんな設定値にすればいいのかまったくわからない」
- 「オートに任せるとISOが上がりすぎて画質が荒れる」
- 「暗い部分が完全に黒くつぶれてしまう」
特に「設定がわからない」という声は多く、上位記事が具体的な設定値をほとんど紹介していないことが、ユーザーの悩みを深めている原因の一つと言えそうです。
また、複数のフォーラムで指摘されているのが、12MPのRAWファイルで撮影すると画像中央部にわずかに明るいマゼンダがかった「ホットスポット」が発生するという現象です(VicVideoPic、2023年12月)。JPEGで撮影するか、48MPモードを選ぶとこの現象は軽減されるとの報告があります。
これがベスト!Night Modeの具体的な設定値と撮影テクニック
それでは、実際にどんな設定で撮ればいいのか。フォーラムでの実機テスト報告(Grey Arrows Drone Club UK、2024年11月)や複数のユーザー事例を基に、Night Modeで高画質な映像を残すための具体的な数値をお伝えします。
ISO感度は「200」を目安に固定する
Night Modeをオンにした状態で、ISO感度は200程度に設定するのがおすすめです。オートモードだとISOが800や1600まで上がってしまい、ノイズが顕著になるケースが多いからです。ISOを200に固定することで、ノイズを抑えつつ、f/1.7の明るいレンズが集める光で十分な明るさを確保できます。
露出補正(EV)は「−0.3〜−0.7」に設定する
暗いシーンでは「明るくしよう」とEVを上げたくなりますが、Mini 4 ProのNight Modeでは逆効果です。EVを少し下げる(−0.3〜−0.7)ことで、ハイライト部分の白飛びを防ぎ、全体として締まりのある映像になります。あとは編集ソフトで明るさを微調整する方が、画質を損ないません。
シャッタースピードは「1/50秒」前後を意識する
4K/60FPSで撮影する場合、シャッタースピードはフレームレートの倍、つまり1/120秒が基本ですが、夜間はもう少し遅め(1/50秒程度)に設定することで、光を取り込みやすくなります。ただし、ドローンがホバリングしていても完全に静止しているわけではないので、1/30秒より遅くすると被写体ブレが発生しやすくなります。1/40〜1/60秒の範囲で調整するのが実用的な落としどころです。
D-Log MとNight Modeは併用すべき?——結論から言うと「おすすめしない」
Night Modeはすでに内部で映像処理をかけているため、フラットなカラープロファイル(D-Log M)と併用すると、編集時にノイズが増幅されやすくなります。Night Modeを使うなら色味は標準(ノーマル)モードで撮影し、編集は明るさやコントラストの微調整にとどめるのが、結果的にきれいな映像に仕上がります。
衝撃の事実:後継機DJI Mini 5 ProにはNight Modeがない
2025年9月、DJIからMini 5 Proが発売されました。この新型機は1インチCMOSセンサー(有効画素数5000万画素)を搭載し、低照度性能が大幅に向上したとされています(IDSドローン、2025年10月)。
驚くべきことに、Mini 5 ProにはNight Modeのような専用モードが搭載されていないという報告があります(MavicPilotsフォーラム、2025年11月)。つまり、DJIはMini 5 Proにおいて「専用モードに頼らなくても、センサー性能だけで夜間撮影ができる」という設計思想を採用したと考えられます。
この事実は、両機種の夜間撮影に対する考え方の違いを如実に表しています。では、Mini 4 ProのNight ModeとMini 5 Proの標準撮影では、どちらが優れているのでしょうか?これに対する答えは、実は「何を重視するか」によって変わってきます。
Mini 4 Pro Night Mode vs Mini 5 Pro 標準撮影:徹底比較
ここで、両機種の夜間撮影における違いをまとめてみましょう。
| 項目 | DJI Mini 4 Pro (Night Mode) | DJI Mini 5 Pro (標準モード) |
|---|---|---|
| センサーサイズ | 1/1.3インチ CMOS | 1インチ CMOS |
| 専用Night Mode | あり | なし(報告あり) |
| 推奨ISO感度 | 200程度(固定推奨) | 情報なし(高感度に強いとされる) |
| 低照度性能の特徴 | 明るさを優先。ノイズはやや目立つ | ノイズが少なくクリーン。編集耐性が高い |
| 価格(参考) | 〜約90,750円 | 〜約106,700円 |
この比較からわかるのは、Mini 4 ProのNight Modeは「明るさを最優先にした映像」を得意とし、Mini 5 Proは「ノイズが少なく高品質な映像」を得意とするという住み分けです。
あるユーザーはMini 4 ProのNight Modeについて「Mini 5 Proよりも多くの光を集められる」と報告し、別のユーザーは「Mini 5 Proの映像の方が断然クリーンだ」と評価しています。どちらも正しいのです。求めている画質が「明るさ」なのか「ノイズの少なさ」なのかで、最適な機種は変わります。
編集でノイズを抑える:Lightroomなどを使った実践的アプローチ
Night Modeで撮影した映像にはどうしてもノイズが乗ります。ここで重要なのが、撮影時にいかにノイズを抑えるかという意識と、編集時にどのようにノイズを処理するかという知識です。
まず、撮影時にできることは前述の通り、ISOを200に固定し、EVを若干下げることです。これだけで、編集時のノイズ処理の負担が格段に減ります。
編集では、LightroomやDaVinci Resolveのノイズリダクション機能を使うのが一般的です。ただし、強力なノイズリダクションをかけると、かえって細部のディテールが失われるというトレードオフがあることも覚えておいてください。ノイズを完全に消そうとせず、「多少のノイズは味わいとして許容する」という割り切りも、Night Modeを使いこなすコツと言えるでしょう。
また、先述した12MP RAWのホットスポット問題については、JPEGで撮影するか48MPモードを選ぶことで回避できます。ただし、JPEGは編集の自由度が下がるので、用途に応じて使い分けることをおすすめします。
まとめ:DJI Mini 4 Pro Night Modeは“明るさ重視”のあなたにぴったり
DJI Mini 4 ProのNight Modeは、専用モードならではの手軽さとf/1.7レンズの明るさを活かして、暗所でもしっかりと映像を記録できる強力な機能です。ただし、ノイズが気になる場合はISOを200に固定し、EVを少し下げるなど、ユーザー自身が設定をコントロールする工夫が必須です。
そして、後継機のDJI Mini 5 ProはNight Modeこそないものの、1インチセンサーによる圧倒的な画質のクリーンさを持っています。もしあなたが「ノイズレスな高画質」を求めるならMini 5 Pro、手軽に明るい夜間映像を撮りたいならMini 4 ProのNight Modeと、両者のキャラクターの違いを理解した上で選ぶのがベストです。
DJI Mini 4 Proをすでに持っているなら、Night Modeの設定を見直すだけで今まで以上に満足できる映像が撮れるはずです。ぜひこの記事で紹介した設定値を参考に、あなただけの夜景映像を撮影してみてください。

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