DJI Mini 4 Proの購入を検討していて、「Battery Plus(長続航智慧飛行電池)」に興味があるけど、あれって実際どのくらい重くなるの?という疑問をお持ちの方へ。
結論から言いますと、Battery Plusを装着したDJI Mini 4 Proの総重量は、公式には未公表です。ただ、ユーザーの実測報告などから総重量は約290g前後になると見られます。そして、この重量は日本の航空法における「200g未満」の区分を大きく超えるだけでなく、多くの情報サイトが言う「249g超」という表現以上のインパクトがあります。この記事では、Battery Plusの装着で具体的に何が変わるのか、購入前に知っておくべきデメリットや注意点を、実際のユーザーの声や法規制と照らし合わせながら詳しく解説していきます。
DJI Mini 4 ProとBattery Plusの基本スペックをおさらい
まずはおさらいです。DJI Mini 4 Proの標準バッテリー(型番:BWX162-2590-7.32)は容量2590mAhで、公称飛行時間は約34分(2023年9月時点のDJI公式発表)。一方、Battery Plus(型番:BWX162-3850-7.38)は容量3850mAhで、公称飛行時間は約45分と、約11分も長く飛べるのがウリの製品です(いずれもDJI公式サイトの仕様表に基づく)。
この「約45分」という数字に惹かれてBattery Plusの購入を考える人は少なくありません。しかし、その代償として重量と法規制のハードルがグンと上がることを理解しておく必要があります。
Battery Plus装着時の「実際の重さ」はなぜ非公表なのか?
DJI公式サイトのMini 4 Proの仕様ページを見ても、Battery Plusを装着した場合の総重量は記載されていません(2026年8月時点)。公式が明言を避けている理由は定かではありませんが、各国の重量規制に抵触する可能性があるため、あえて数値を出していないのではないか、というのが業界内の見方です。
では、実際にユーザーはどのような報告をしているのでしょうか。X(旧Twitter)や価格.com、YouTubeのレビューコメントなどを調べたところ、実測値として「約287g~293g」という報告が複数見られました。DJI Mini 4 Proの本体重量が約249g(標準バッテリー含む)ですから、Battery Plusへの交換で約40g前後の重量増になる計算です。
たかが40g、されど40g。この「約290g」という数値が、あなたのドローンライフに想像以上の影響を与えるのです。
重量が「約290g」になることで何が変わるのか?ユーザーの生の声
Battery Plusを実際に使っているユーザーからは、ポジティブな声とネガティブな声がハッキリと分かれています。それぞれの傾向を、実際の投稿から集計・要約してみました。
ポジティブな声:やっぱり長時間飛行は正義
Battery Plusを評価する声で最も多かったのは、**「バッテリー残量を気にせず撮影に集中できる」**というものでした。登山や海での撮影など、バッテリー交換が面倒なシチュエーションでは、「1本で長時間撮影できるので、チャンスを逃さずに済んだ」という趣旨の体験談が複数見られました。また、「バッテリー交換の手間が減って、その分撮影に没頭できた」という意見も多く、時間との戦いになりがちな空撮において、精神的なゆとりが生まれるのは大きなメリットですね。
ネガティブな声:想像以上に大きかった「重量の壁」
一方で、ネガティブな声も非常に目立ちました。最も多かったのは、**「思ったより重くなり、持ち運びの携帯性が損なわれた」**という不満です。DJI Miniシリーズの最大の魅力である「軽量・コンパクト」が、Battery Plusによってスポイルされてしまう、というわけです。
さらに深刻なのは、**「Battery Plusを付けたら今使っているケースに入らなかった」**という悲劇の声です。多くのユーザーが、標準バッテリーを前提に設計された専用ケースやバッグを購入しており、そこにBattery Plusが収まらないという現実に直面していることがわかりました。
そして何より、多くのユーザーが後悔していたのが**「重量オーバーで飛行場所を選ぶようになった。購入前に知っておくべきだった」**という声。これはまさにこの記事で掘り下げたいポイントです。
日本法規の壁:「約290g」は「200g超」のドローンとして扱われる
ここが一番の落とし穴です。日本の航空法では、ドローンの重量によって大きく区分が変わります。
国土交通省の公式資料(2022年12月改定)に基づくと、機体重量が200g未満のドローンは、飛行の際に許可・承認が不要なケースが多い一方、200g以上のドローンは無人航空機の登録が義務化され、飛行できるエリアや方法にも厳しい制限がかかります。
DJI Mini 4 Proの標準バッテリーでの重量は約249gです。実は標準状態でも「200g超」に該当するため、登録義務の対象です(ここが多くの方が誤解しているポイントです)。しかし、Battery Plusで約290gになると、さらに重量区分が上がるわけではありません。**重要なのは、「249gでも290gでも、日本国内では『200g超』に変わりはない」**という点です。
では、なぜ「Battery Plusは重量超過だからダメ」と言われるのでしょうか? それは、「200g未満」の規制が適用される「Mavic Mini」シリーズ初期モデルなどの基準と、現在のMini 4 Proの基準が混同されているからです。しかし、それ以上に深刻なのは、重量増によって機体の運動性能や風の影響が変わるという物理的な現実です。
重量増によるデメリットは法規制だけじゃない
ユーザーの声からも明らかなように、重量が増えることで以下のようなデメリットが生じます。
- 携帯性の低下:バッグやケースに入らない、持ち運びが重くなる。
- 飛行性能の変化:ユーザーからは「風の影響を受けやすくなった」「標準バッテリーのときより機体のキレが悪くなった」という趣旨の報告も散見されます。Battery Plusの公式仕様には、最大離陸標高が標準バッテリー時の4000mから3000mに低下すると明記されており(DJI公式サイト)、高高度での飛行に影響が出ることも確定しています。
- 収納問題:多くのサードパーティ製ケースが標準バッテリーサイズに合わせて設計されているため、Battery Plusが物理的に収まらない。
それでもBattery Plusを買うべき?使い分けのシナリオ
ここまでデメリットを中心に書いてきましたが、Battery Plusが素晴らしい製品であることに変わりはありません。重要なのは、**「どんなシーンで使うか」**で選ぶことです。
Battery Plusが向いているシナリオ
- 山間部や海上など、バッテリー交換が難しい場所での長時間撮影
- 夕日や朝焼けなど、時間を気にせずベストショットを待ちたいクリエイティブな撮影
- バッテリーを複数本持ち歩くのが面倒な旅行先での使用(ただし、ケースのサイズには注意)
標準バッテリーが向いているシナリオ
- 市街地など、飛行制限が厳しいエリアでのフライト(重量が軽いに越したことはありません)
- 携帯性を最優先したい日帰りのお出かけや登山
- すでに標準バッテリーサイズ専用のケースやアクセサリーを多数持っている場合
私個人の見解としては、まずは標準バッテリーで運用し、どうしても長時間飛行が必要なシーンだけBattery Plusを追加購入する、というのが現実的な選択肢だと思います。Battery Plusは単体でも購入可能ですからね。
まとめ:Battery Plusは「買い」か?あなたの判断基準
DJI Mini 4 ProのBattery Plusは、約290gへの重量増という物理的・法的なトレードオフを受け入れられるなら、非常に強力なアクセサリーです。
購入前に必ず確認してほしいこと
- お使いのドローンケースやバッグに、Battery Plusを装着した状態で収納できるか。
- 主に飛行させるエリアの法規制を改めて確認すること(登録は必須です)。
- 重量増による飛行時間以外のデメリット(高高度性能の低下など)を許容できるか。
この記事で紹介したユーザーのリアルな声や法規制のポイントを踏まえて、あなたの撮影スタイルに本当にBattery Plusが必要かどうか、もう一度考えてみてください。
また、DJI純正の**DJI 30W USB-C Chargerを使って充電時間を短縮したり、DJI RC 2やDJI RC-N2**といったコントローラーとの組み合わせで、さらに快適な飛行体験を得ることも可能です。これらのアイテムと合わせて、自分だけのベストなセットアップを組んでみてください。

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