「DJI Mini 3でFollow Me(被写体追従機能)ってどうやって使うんだろう?」
そんなふうに思って、この記事を開いたあなた。残念ながら、はっきり言ってしまえば、DJI Mini 3には公式のFollow Me機能(ActiveTrack)は搭載されていません。これはDJI公式の製品仕様でも明言されている事実です(DJI公式Amazon商品ページ、2023年)。
でも、ここでがっかりしてページを閉じるのはまだ早いです。「公式の機能がない」というのはただの事実で、それで撮影ができなくなるわけではありません。実際のユーザーたちは、さまざまな工夫でMini 3を使いこなし、追従撮影に近いことを実現しています。この記事では、「公式Follow Meは使えない」を「じゃあどうやって使うか」に変換する、実践的なテクニックと代替案をお伝えします。あなたが今持っているMini 3で、追従撮影をあきらめる必要はまったくありません。
DJI Mini 3にFollow Me機能がないのはなぜ?
まず、多くの人が疑問に思う「なぜMini 3にはFollow Meがないのか」という点を整理しておきましょう。
DJI Mini 3がActiveTrack(いわゆるFollow Me機能)を搭載していない最大の理由は、衝突回避用のセンサーが前面と側面に搭載されていないからです。DJI公式フォーラムのサポートスタッフによる回答(2023年1月)でも、この点が明確に示されています。
ActiveTrackは、ドローンが被写体を自動で追いかけながら、障害物を避けて飛行する高度な機能です。Mini 3は下部センサーのみ搭載の構成のため、自動追従中に横や前方の障害物を検知できず、衝突のリスクが高まります。安全面を優先した結果、この機能は上位機種であるDJI Mini 3 Proに限定して搭載されている、というのが正確なところです。
重要なのは、これは「Mini 3がダメな機種」という話ではなく、「自動追従専用の機能はないが、工夫次第でいろいろできる」というスタート地点に立っているということです。
それでもMini 3で追従撮影を楽しむ4つの方法
ここからが本題です。実際のユーザーがフォーラムやSNSで共有している「Follow Meもどき」の手法を、手間や精度の面から比較しながら見ていきましょう。
1. QuickShotsの「サークル」モードを使った擬似追従
これは海外のドローンフォーラム(Drone Hub、2026年7月)でも実際に報告されている手法で、もっとも手軽に試せる方法です。
やり方はシンプルです。
- DJI FlyアプリでQuickShotsを開く
- 「サークル(Circle)」モードを選択
- 被写体(自分自身)を画面中央に設定して、円軌道の半径を決める
- サークル飛行を開始したら、自分がゆっくり歩き出す
サークルモードは本来、被写体を中心にドローンが円を描く機能ですが、自分が歩くことでドローンの中心点が移動し、結果的に「ドローンが自分を追いかける」ような映像が撮れるというわけです。
精度や注意点:
- 円軌道の制約があるため、一直線に追いかけるよりは「被写体を中心に回り込みながら追う」ような映像になります。
- 障害物のない広い場所で試すのが絶対条件です。
- 歩く速度はゆっくりめに。急加速するとドローンが追いつけません。
この方法の最大のメリットは、追加コストゼロで今日から試せること。まずはここから始めてみるのがおすすめです。
2. マニュアル操作で自分を撮る「手動Follow Me」
一番シンプルかつ、上達すれば最も自由なのが、自分でスティック操作をしながら被写体を追いかける方法です。
ドローンをホバリングさせてジンバルで自分をフレーミングしたら、前進しながら被写体(自分)も前に歩いていく——いわゆる「引きのショット」を手動で行うイメージです。
コツ:
- ジンバルの角度をあらかじめ調整して、自分が画面中央に来るように設定しておく
- 前進スティックと上昇スティックを組み合わせて、被写体との距離を一定に保つ
- 練習あるのみ。最初はうまくいかなくても、数回の練習で感覚がつかめます
この方法のメリットは、購入時から使える機能だけで完結すること。そして自分で操縦しているからこそ、意図した構図を自由に作れるのも大きな魅力です。操縦に自信がついてきた中級者向けの手法と言えるでしょう。
3. サードパーティアプリ「Dronelink」の活用
より本格的にGPS追従を実現したい場合、サードパーティ製アプリのDronelinkを使う選択肢もあります。
Dronelinkのサポートコミュニティ(2024年2月)では、Mini 3でもFollow Me機能(厳密にはコントローラーやスマートフォンのGPSを追跡する方式)が利用可能かどうかが議論されています。この方式は、ドローンが「人」を認識して追うのではなく、スマホのGPS位置情報を追跡する仕組みです。
導入にあたってのポイント:
- Dronelinkの有料プラン(Basicプラン以上)への加入が必要です
- GPS機能が搭載されたスマートフォンを使用する必要があります
- Wi-Fiのみのモデルでは正常に動作しない可能性があります
- 設定にやや手間がかかるため、アプリの操作に慣れた中級者以上向けです
公式機能ほどスムーズではありませんが、直線的な追従をある程度自動化できる点は大きなメリット。フォーラムでも「試す価値あり」という意見が複数見られました。
4. 思い切ってDJI Mini 3 Proに買い替え
最後の選択肢はハードウェアごとアップグレードする方法です。
DJI Mini 3 ProにはActiveTrack 4.0が標準搭載されており、人物や車両を自動で認識して追従します。前面・背面・下方向の障害物センサーも完備しているため、自動追従中の安全性も大きく向上します(DJI公式仕様)。
ただしこれは当然、追加費用が発生する選択肢です。追従撮影をがっつりやりたいヘビーユーザーや、動画制作を本格的に始めたい方にはおすすめですが、「とりあえず試してみたい」という段階なら、まずは上記の無料・低コスト手法から始めるのが賢明でしょう。
各手法を比較してみよう
どの方法が自分に合っているか、ひと目でわかるように比較表にまとめました。
| 手法 | 追従精度 | 設定の手間 | コスト | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| サークルモード代用 | 低〜中(円軌道の制約あり) | 低(アプリで選択のみ) | 無料 | とにかく手軽に試したい初心者 |
| 手動マニュアル操作 | 操縦スキルに依存 | 低(練習は必要) | 無料 | ドローン操作に自信がある中級者 |
| Dronelink(GPS追従) | 中(GPS精度に依存) | 高(アプリ購入・設定要) | 有料(プラン加入) | ある程度自動化したい中級者 |
| Mini 3 Proへの買い替え | 高(ActiveTrack 4.0) | 低 | 高額(新規購入) | 追従撮影が必須のヘビーユーザー |
※各手法の評価はフォーラムでのユーザー報告と公式仕様をもとにしています。
ユーザーの本音「やっぱりFollow Meは欲しかった」
実際にMini 3を使っているユーザーの声を、海外フォーラムやAmazonレビュー、X(旧Twitter)などから集めてみると、Follow Me機能の不在についてはやはり多くの言及がありました。
ポジティブな声としては、Mini 3の軽量性や画質、バッテリー性能に満足しているという意見が多く見られます。特に「初心者でもQuickShotsで簡単に映画的な映像が撮れる」という評価は複数確認されています。
その一方で、ネガティブな声として目立ったのはやはり**「Follow Meがないことに買ってから気づいた」「唯一の欠点」**という後悔の声。Amazonのレビューでも「Mini 3 Proと比較すべきだった」という趣旨の投稿が複数見られました。
また、ドローンフォーラムでは「前面にセンサーがないからFollow Meが使えないのは納得だけど、購入前に知っておきたかった」という冷静な意見も。機能の有無そのものよりも、情報を知らずに買ってしまったことへの不満が多くを占めている印象です。
これらの声からわかるのは、多くのユーザーが「Mini 3でもFollow Meが使えると思っていた」か、「使えないと知っていても、何か代替手段がないか探している」という状況です。あなたもその一人なら、この記事で紹介した手法をぜひ試してみてください。
まとめ:DJI Mini 3は「ない」を楽しむドローン
DJI Mini 3にFollow Me機能がないのは事実です。でも、それは「何もできない」こととはまったく別の話です。
サークルモードを使った擬似追従、手動操縦の練習、サードパーティ製アプリの活用——どれも今すぐ始められる選択肢ばかりです。特にサークルモードでの代用は、追加コストゼロで今日から試せるので、まずはそこからスタートしてみてください。
そして、どうしても本格的な自動追従が必要だという場合には、DJI Mini 3 Proへのアップグレードを検討するタイミングが来るでしょう。それまでは、Mini 3の軽量コンパクトなボディと優れた画質を活かした、自分だけの撮影スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ドローンは、機能の有無よりも「どう使いこなすか」が大切です。あなたのMini 3ライフが、この記事で紹介したテクニックでさらに広がっていくことを願っています。

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