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DJI Mini 3の「自動飛行」って実際どうなの?できること・できないことと安全な使い方を完全解説

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ドローン初心者の方から「DJI Mini 3って自動飛行って書いてあるけど、自分が歩くだけで勝手に追いかけて撮影してくれるの?」という質問をよく受けます。この疑問、とても大事です。結論から言うと、DJI Mini 3には「Follow Me(被写体を自動で追跡する機能)」は搭載されていません。ただし、自動離陸・自動着陸・ホームへの自動帰還(RTH)・あらかじめ決められた動きで撮影するQuickShotsといった「ワンボタンで動く自動機能」はしっかり使えます。この違いを理解せずに使うと、「思ってたのと違う」だけでなく、思わぬ事故にもつながりかねません。この記事では、DJI Mini 3の自動飛行機能の実態を、公式情報や実際のユーザーの声をもとに、できること・できないこと・そして安全に使いこなすコツまで詳しく解説していきます。

DJI Mini 3の「自動飛行」でできることとできないこと

まずはっきりさせておきましょう。DJI Mini 3で「自動」と名のつく機能は、すべてユーザーがボタンを押した瞬間から動作が始まり、決められた動きを実行して終了するタイプのものです。いわば「プログラムされたワンボタン操作」です。

具体的にできることは以下の通りです。

  • 自動離陸(Auto Takeoff):DJI Flyアプリの離陸ボタンをタップし、長押しで確認すると、機体が約1.2mの高さまで上昇してホバリングします(DJI公式マニュアル 2026年参照)。
  • 自動着陸(Auto Landing):同じくアプリ内の着陸ボタンで、現在位置にそのまま降下して着陸します。
  • Smart RTH(自動帰還機能):バッテリー残量が低下したときや、コントローラーのボタン長押しで、ホームポイント(離陸地点)に自動で戻る機能です。
  • QuickShots:「Dronie」「Circle」「Helix」「Rocket」「Boomerang」という5種類のプリセットされた飛行経路で被写体を撮影するモードです。

そして、DJI Mini 3で絶対にできないことはこちらです。

  • Follow Me(追従飛行):ユーザーが歩いたり自転車に乗ったりするだけで、ドローンが後ろからついてきて撮影してくれる機能は非搭載です。これはDJI Mini 3 ProやMini 4 Proといった上位モデルに搭載されている機能で、ハードウェアとソフトウェア両面での制限によりMini 3では利用できません(CHIP Germanyの製品テスト 2026年8月時点)。

この違いを「なんだ、できないのか」で終わらせるのではなく、「だからこそ何ができて、何に気をつければいいのか」を理解することが、この機体を楽しく安全に飛ばすための第一歩です。

ユーザーが実際に感じている「自動飛行」のギャップ

X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋、価格.comのレビューなどを調べてみると、DJI Mini 3の自動機能に関するリアルな声がいくつか見つかりました(2026年8月16日確認)。

ポジティブな声としては、初心者でも「自動離陸で怖くなく飛ばせた」「QuickShotsだけで映える動画が簡単に撮れた」という評価が多く見られました。特にドローン操作に慣れていない方が、最初の一歩を踏み出すのにこれらの機能が役立っているようです。

一方でネガティブな声や誤解も少なくありません。「『自動飛行』と書いてあったからFollow Meができると思ったら違った」という声や、「風が強い日にRTH(自動帰還)を使ったら、流されて木にぶつかりそうになった」といった体験談も複数確認されています。

特に注目したいのは、上位記事ではあまり触れられていないリアルな論点として、「自動帰還時に障害物を避けてくれないので、常に目視監視が必要」という注意喚起の声があることです。この点は、まさにDJI Mini 3の大きな特徴であり弱点でもあります。

【最重要】DJI Mini 3の自動帰還(RTH)には障害物回避センサーがない

ここがこの記事で最も伝えたいポイントです。DJI Mini 3は前方・後方に障害物回避センサーを搭載していません(CHIP Germany 2026年)。

これはどういうことかというと、Smart RTH(自動帰還)を実行したとき、機体は設定された高度まで上昇し、直線距離でホームポイントに向かって飛行を開始します。しかし、その経路上に建物や木、電線などがあった場合、それらを避けることはできません。そのまま衝突して墜落するリスクがあるのです。

上位モデルのMini 3 ProやMini 4 Proには全方向の障害物感知センサーが搭載されていますが、Mini 3にはありません。これは価格と重量(249g未満)を両立するための設計上の選択ですが、ユーザーが「自動だから大丈夫」と過信すると、思わぬ事故につながります。

では、どうすれば安全に自動帰還を使えるのでしょうか。ポイントは3つです。

  1. RTH高度を周囲の障害物より高く設定する:DJI Flyアプリで帰還高度を事前に設定し、そのエリアで最も高い障害物よりも上を飛行するようにします。
  2. 自動帰還中も目視で機体を監視する:「自動」だからといってコントローラーを置いてしまわないでください。常に画面または空を見て、危険があれば即座にキャンセル操作を行います。
  3. 風が強い日は手動帰還を検討する:自動帰還は設定された速度で飛行しますが、強風時は機体が流されることがあります。風が強いと感じたら、自分で操縦して帰還させる方が安全です。

QuickShotsは「プログラムされた自動撮影」—使い方と注意点

DJI Mini 3のもう一つの大きな自動機能がQuickShotsです。これは「Dronie(後方へ上昇しながら被写体を撮影)」「Circle(被写体を中心に円を描く)」「Helix(らせん状に上昇しながら撮影)」「Rocket(真上に上昇しながら真下を撮影)」「Boomerang(被写体の周りを楕円に飛びながら戻ってくる)」の5つのモードを指します(DJI公式ストア製品ページより)。

これらは非常に手軽にプロっぽい映像が撮れる便利な機能ですが、周囲の障害物は認識しません。あくまでプログラムされた経路をそのまま飛ぶだけなので、飛行経路上に枝や建物があれば衝突します。使う前には必ず周囲をよく確認し、十分な広さのある場所で実行するようにしてください。

比較表で見るDJI Mini 3の「自動飛行」の立ち位置

ここで、DJI Mini 3の自動機能がどのような位置づけなのか、対応機種と比較しながら整理してみましょう。

機能名動作の種類ユーザー操作制約・注意点(出典)対応機種例(参考)
自動離陸ワンボタン実行アプリ内ボタンをタップし、長押しで確認周囲が安全であることを目視で確認必須。Mini 3 / Mini 3 Pro / Mini 4 Pro
自動着陸ワンボタン実行アプリ内ボタンをタップし、長押しで確認着陸地点が平坦で障害物がないことを確認必須。Mini 3 / Mini 3 Pro / Mini 4 Pro
Smart RTH(帰還)ワンボタン実行 / 自動発動コントローラーのボタン長押し、またはバッテリー残量低下時に自動発動障害物回避センサー非搭載のため、帰還経路上の障害物に衝突するリスク。設定高度よりも高い障害物に注意。Mini 3 / Mini 3 Pro(Proは全方向センサー搭載)
QuickShotsプログラム飛行アプリでモード選択後、撮影対象をタップして実行飛行経路はプリセット。被写体を追尾するが、周囲の障害物は避けない。Mini 3 / Mini 3 Pro / Mini 4 Pro
Follow Me(追従)本格的な自動追尾モード選択後、操縦者が移動すればドローンが追従DJI Mini 3では非対応(ハードウェア/ソフトウェア上の制限)。Mini 3 Pro / Mini 4 Pro / Mavic 3シリーズ

この表でおわかりの通り、DJI Mini 3の自動機能は「自分で操縦する代わりにボタン一つでやってくれる」という補助的なものにすぎません。一方、Mini 3 ProやMini 4 Proは「被写体を認識して自動で追いかける」という本格的な自律飛行が可能です。この差は約2〜3万円の価格差以上の価値があるかどうか、自分の使い方に照らして検討してみてください。

なぜDJI Mini 3にFollow Meが搭載されていないのか

「なんでMini 3にはFollow Meがないの?」と疑問に思う方もいるでしょう。これにはいくつかの理由が考えられます。

まず、DJI Mini 3は249g未満という軽量ボディを最優先に設計されています。日本を含む多くの国で、この重量以下のドローンは規制が緩和されるため、これは大きなセールスポイントです。障害物回避センサーや追従機能に必要な処理能力を搭載すると、重量が増え、価格も上がってしまいます。

また、製品ポジショニングとして、Mini 3は「入門機」、Mini 3 ProやMini 4 Proは「高度な機能を求めるユーザー向け」という明確な住み分けがされています(DJIの製品ラインナップから見て取れます)。つまり、「自動飛行」という言葉の解釈を広く取り、基本的な自動支援機能を搭載したのがMini 3、より高度な自律飛行を求めるならProシリーズを選んでください、というのがメーカーの意図なのです。

DJI Mini 3で自動機能を安全に使いこなすための5つの実践ルール

最後に、この記事で解説してきた内容を踏まえて、DJI Mini 3の自動機能を安全に楽しく使いこなすための実践ルールをまとめておきます。

  1. 「自動=完全放置」ではない:どんな自動機能を使うときも、常に目視またはモニターで機体の状態を確認してください。特にRTH時は障害物に注意が必要です。
  2. RTH高度は必ず事前に設定する:飛行エリアの最も高い障害物より高く設定しましょう。デフォルトの30mでは足りない場合も多いです。
  3. QuickShotsは広い場所で:あらかじめ決められた経路を飛ぶので、周囲に何もない開けた場所で使いましょう。
  4. 風の強い日は自動機能に頼りすぎない:特にRTHは風の影響を受けます。風速が10m/sを超えるような日は、手動での操縦を優先してください。
  5. まずは練習で慣れる:いきなり本番ではなく、誰もいない広場で各自動機能を試して、どんな動きをするのかを体感しておくことをおすすめします。

DJI Mini 3は、初心者がドローン撮影の楽しさを知るためのとても優れたエントリーモデルです。自動離陸やQuickShotsといった機能を賢く使いこなせば、操作に不慣れでも十分に満足できる映像が撮れます。ただし、「自動だから大丈夫」ではなく、「自動だけど、自分がちゃんと見守る」というスタンスで使うことが、安全で楽しいドローンライフへの近道です。この記事で解説した「できること」と「できないこと」の境界線をしっかり頭に入れて、DJI Mini 3での空撮体験を存分に楽しんでください。

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